感情タグBEST3
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何て素直なんだろう!
15歳の作品とは思えない。
瑞々しくて、ちょっぴり切ない。
「いつも本があった」
「大切な思い出は、必ず本と結びついている」
華恵さんに心からのありがとうを言いたい。
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すごいなあ。この本を書いた時、彼女はまだ中学生くらい?こんなに素直に自分と向き合えて、感じたことを言葉にできて。色々な本との出会い、それにまつわる思い出が丁寧につづられていて、「本っていいなあ」としみじみ思えます。すごいわ。
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「ずっと本と一緒だった」そこだけ切り取るとメガネをかけて部屋の片隅で本を読む女の子を想像する。だけど、華恵さんは違う。
プリッツェルの塩粒やオヤジの弁当。人と、食べ物とともに本と過ごした少女時代だった。
二つの国で過ごした幼少期。「ちがう」と区別や差別に苦しむ兄とのやりとり。苦しいことも楽しいこともシンプルだけど美しい言葉で綴られている。彼女の凛とした姿がまぶしかった。
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華恵ちゃんには敵わないなぁ
華恵ちゃんの書く物事が、本当にシンプルすぎず、大げさに言っているわけではなく、あっ本当なんだとすごくまっすぐ入ってきます。
きつねの話では、泣いてしまいました。ココナッツでは、きゃあきゃあなってしまいました。本を関連させているだけで、小学生日記と良く似た感じで、紹介されている本を読んだことあっても、興味もなくても、華恵ちゃんのエッセイがおもしろい。あと、本に対する考え方も、すごく良かったです。
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ずっと読みたかった本。読みたいと思ってから実際によむまでのラグが年単位。。。大満足!小学生日記のころの感じが残ってて、その語り口調で本について語られるとすごくわくわく。華恵ちゃんの3作目を読んだんだけど、この本の後半からPC書きになったそうで、それを聞くと感じが変わったのはそのせいかな?とかおもってしまう。スピードのちがい。日本語タイトルしかわからないけど、「おやすみなさいおつきさま」や「マドレーヌちゃん」シリーズとかの私も小さいころお世話になった本も色々とでてきて、自分の思い出と照らし合わせるような気持ちで読めてすごくたのしかった。やっぱり、本っていいな。
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本にまつわるエッセイ。きりりとした華恵ちゃんの源となっている本たちをのぞきみて、とても充実した気持ちになった。
自分の頭で考えること、自立するということ…。生きる姿勢を彼女の文章から教わったように思う。
うまくいかないことを誰かのせいにしたり、自分を律することから逃げて、言い訳だらけの大人になってしまった私に、喝を入れてもらった気がした。
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「ずっと本と一緒だった。アメリカでも、日本に来ても、一人のときも、いろんな人に出会ったときも。」だから、「大切な思い出は、必ず本と結びついている。」4歳から14歳までに出会った本を手がかりに、その時々の自分を振り返って描写していく、彩りのあるセルフ・ポートレート。『小学生日記』で鮮烈にデビューした華恵さん(hanae*改め)待望の最新作。
本っていいですよね。
いろんな物語の主人公になれるし、学び多きものです。
気持ちも多感になるような気もしますね♪
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本にまつわるエッセイが14篇。角田光代の「この本が、世界に存在することに」のエッセイ版と言ったところだろうか。読ませる文章を書くなあ、というのが素直な感想。読み始めたらとまらなくて、彼女の本にまつわるエピソードが知りたくて、次の日の仕事を気にせず深夜1時半から3時までずっと読みふけってしまった。6歳まで海外で生活していた著者が紹介する海外の絵本の内容も興味深い。日本に来てから知る紙芝居の存在、 キツネに対する偏見も、2つの文化を体験した彼女ならではの視点とまっすぐな感性が紡ぎ出す言葉、眩しい。
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2007.11.16
「小学生日記」がすっかり気に入ってしまったので、次なる華恵酸の本を。
やはり、文章が上手く(決して巧く、ではない!)表現が素直なので、読んでいるうちにこちらまで素直な気持ちになってゆく。心がほぐれる一冊だ。
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『小学生日記』が話題になっていたが、ここまで文章が美味いとは!!ちょっとなめてました。
幼稚園から中学生まで、読んでいた本とその時おこった出来事や気持ちを書き綴った本。
アメリカでうまれ、日本で育つ彼女の環境が特殊だからか、まるで華恵が主人公の外国の児童文学を読んでいるような感じ。中学生が書いたエッセイとは思えない出来の良さ。次は『小学生日記』を読んでみたいと思った。
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大好きな本と、それらが呼び起こす思い出を綴ったエッセイ。
小学生日記を読んで、なんてまっすぐで気持ちのいい文章を書く人なんだろうと思っていたけれど、15歳になった華恵の文章はあいかわらずまっすぐだけど、深みが増していて、ワクワクするけどちょっぴり切ない。
特にお気に入りは『卒業』。
装丁も挿絵もとてもかわいい。
枕元に置いて少しずつ繰り返し読みたいような本です。
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華恵ちゃんの文章が大好き*
言葉の選び方がとってもすきです。
読んだことのある話がテーマになっていると、感情の入り方も全然違ってきます。
これ一冊読み終わる頃には、読みたくなった本がいっぱいに。本屋に行きたくなりますよ。そして、「本を読むわたし」の誕生。
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文章がすごくいい。
年下なんだけど、年下とは思えなくて。
文章の書き方もだし、物事の考えとか、見習いたくなる。
すごく素直に本を読む子だなって思う。
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「小学生日記」を読んで以来、今一番気になる女の子、華恵ちゃん。実在の人物を勝手に理想化してはいけないとは思うのですが、つい家の娘も華恵ちゃんみたいに育って欲しいと思わずにはいられません。文章力は、これはもう才能だから何とも言えないけど、とにかく本が好きな子に。そして自分の考えをしっかり持っている子に。
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瑞々しくて素直な文章で感動した。学校でひとりぼっちになってしまった苦い思い出や恋の話などのプライベートな内容を自意識過剰になりがちな15歳という年齢でストレートに綴っているのがすごい。
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好きな本のことと、その本と結びついている思い出のことをまっすぐに書いているエッセイ。
素敵な本。
苦い失敗も、もう会えない人のことも、ひとりぼっちだった時も、友達との時間も、ちくちくと私の記憶を刺激する。
本を読む時は自分の経験を土台に物語を理解するしかない。
同じ本でも感想が変わるのは自分が変わっているから。
そして、日々の出来事に対処する時はそれまでに読んだ本から吸収した考え方や感情が呼び覚まされたりする。
同じ出来事でもある本を読んだか読んでないかで、その出来事の意味は変わる。きっと変わっている。
本を読むこともその他の経験も、相互に影響しながら自分の記憶になり、自分になっている。
その事実に改めて感動してしまう。
華恵さんの思い出は私を少し悲しくさせたけど、華恵さんにとってもその記憶が悲しいものなのかどうかは分からない。
でもとても大切な思い出なんだということだけは間違いない。
そしてそんな華恵さんの思い出が私の記憶の一部になるんだなぁ。
なんて不思議でなんて素敵なことだろう。
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女優でモデルでもある華恵さんが、大切な本とその本にまつわる思い出を書いたもの。15歳でこれが書けるのはすごいと驚くのと同時に、15歳だからこその瑞々しさだと納得もする。華恵さんの映画デビュー作、『ハナとおじさん』がとても好きです。 in the rain, on a train.
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しあわせで難儀な子供時代だなおい。しかしこれを本に書いておいて、実生活がどうなるのかちょっと心配でもある。今のこの人の本が読みたい、ってのは今のこの人が知りたい、ってことなんだな多分。
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「小学生日記」のみずみずしさが、洗練されてきた感じ。後書きに手書きからパソコンに変えたって書いてたので、「あ、やっぱり」と思った。原稿用紙のマス目にキコキコ書いてる感じじゃなく、文章がさらっと流れて来てるので。あの一字ずつ一生懸命書いた感じも好きだったけど、大人になったのね。
相変わらずの完成度。本の感想ではなく、本と絡めて自分の身の回りのエピソードを書いてる。おじいちゃんの話とか、初恋っぽい話とか、ホントうまいです。いいです。エッセイって人柄の魅力がそのまま作品の魅力なんだなあ。ブラヴォ。
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本とそれに関わる華恵さん本人の体験やその頃の思いがしっかりと書かれていて、本と自分の距離がしっかり見えている人だと感じた。
私はその頃の何をしていただろうか?どんな思いだったか?などと自身の事も振り返りたくなる。
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若さ故か彼女の芯がしっかりしているのか、とても純粋で真っすぐな文章でなんだか嬉しくなってくる。
この後もほぼ一年ペースで何冊か出版しているようだけど、どんな成長をしているのか。ぜひ読んでみたい。
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華恵ちゃん素敵すぎる。
感性瑞々しすぎ。
こんな女性どうやったらできるんやろ?
特に「てぶくろをかいに」におかあさんへの気持ちとか、良かった。
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「小学生日記」も読んだけど、やっぱり同世代と思えない文章のうまさ。それに、さっぱりしててするすると読める。私も重松さん好きです。でも紹介されてた本は読んでないから今度読もう。絵本もちょっと読みたいかも。本を読みたくさせてくれる本。次回作に期待します♪
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「読書感想文」というもののあり方について考えさせられた。この本は別に感想文を書いたわけではないのかもしれないけど、世の中の感想文も本の紹介もレビューも、本に振り回されすぎだと思う。「本」様をよく見せようとするあまり、主体がなくなってしまっている。本当の主役は本ではなく、読者なのではないだろうか。この本の主役はまぎれもなく「わたし」だ。わたしの身の回りのことを書き連ね、最後の最後に「こういう○○ちゃんは、『××』という本に出てくる△△に似ているなあ、と思うのだ」というように、わたしの生活の中の一部として、本が存在している。こんなふうに書けたらいいな、と思う。