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平安時代の陰陽師・安倍晴明にまつわる伝説は尽きない。しかし、その大本である陰陽道について、現代人はどれほど知っているだろうか。中国伝来の道教(陰陽五行説)と日本固有の古神道が融合して、さらに密教や修験道もとり入れて日本独自の生成発展を遂げた陰陽道。千五百年にわたり、わが国の政治、宗教、文化に多大な影響をもたらしてきた。たとえば、十二支、十干(甲乙丙など)、鬼門、占い、御霊信仰をはじめ、天皇家のさまざまな行事の由来が、じつは陰陽道に基づいていることが多い。その技術や知識は、天文学、地理地勢学、暦学、栄養学など幅広い。また、近年の風水や占いブームとも密接に関わっている。なぜ、天災を予言できるというのか? 果たしてその実相は、科学か、オカルトか?本書では、まず、陰陽師の役割について説明し、聖典、聖地聖跡、祭儀、呪術、鑑定実践などの基本知識を解説する。陰陽道の原理をひもとく、はじめての入門書である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年01月10日
新書とは思えぬボリュームで陰陽道を解説しています。その質・量ともに圧倒されました。
なかなか感想がまとまらないので、今回は箇条書きで。。
・宗教のを俯瞰できる知識が無いので、当時の日本にどんな信仰宗教があって、その中で陰陽道はどんな特徴があるのかが分かると面白いのでは?と思った。特に神道との違いを知...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月01日
陰陽道の概要を解説している入門書です。
安倍晴明をはじめとする陰陽師や、そのほかの陰陽道にかかわった歴史上の人物の紹介がなされており、さらに陰陽道の歴史や聖地、聖典、祭儀などが説明されています。この分野になじみのない読者にも親しみやすい、入門書らしい構成になっています。
陰陽道の原理については、...続きを読む
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