ソ連史

ソ連史

880円 (税込)

4pt

一九一七年の革命から生まれ、一九九一年に崩壊した社会主義国家・ソ連。二〇世紀の歴史上に巨大な存在感を持つこの国は、いまだ「冷戦の敗者」「失敗した社会主義国」「民意を無視した全体主義国家」といったイメージで論じられる。しかし、その歩みの内側からたどると、従来の印象に収まらない様々な試行錯誤がおこなわれていたことが見えてくる。簡潔で奥深いソ連史入門。

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ソ連史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    名前を知っているだけの旧ソ連の歴史や指導者たちについて
    その善悪も入門レベルで知ることが出来るように思う。
    ”悪”とみなされることの多い旧ソ連。
    結果としてうまくいかなかった事実は揺るがないが、
    民意を汲み取ろうとし、民意に応えようとした事実もまた揺るがない。
    教科書だけでは分かりえない一国の歴史の

    0
    2021年02月04日

    Posted by ブクログ

    偉大なゴルバチョフ、そしてスーパー独裁者スターリンの足跡と、ソ連の社会主義における計画経済を深くしれた。

    0
    2019年11月09日

    Posted by ブクログ

    淡々と中立的にソ連の通史を扱う。極端な事例からは教訓を多々得ることができる。現代日本にあまり引きつけすぎるのは良くないものの、いくつかの点では非常に示唆的だった。本当にソ連というのは、理想社会だったのだなあ、ということが強く残った。共産主義自体は日本以外のどこかでまたやってみてもいいんじゃない?とは

    0
    2014年03月10日

    Posted by ブクログ

    [壮大なる実験を振り返って]間違いなく20世紀の「主役」の1つであろうソ連。その誕生から崩壊までの出来事を、内政的にも外政的にも網羅的に記述し、なおかつイデオロギー色に過大に左右されない評価を下そうと試みた作品です。著者は、ソ連史を専攻し著書・論文ともに数多く手がけている松戸清裕。


    まだ崩壊から

    0
    2014年03月04日

    Posted by ブクログ

    1917年のロシア革命で実権を握ったソビエト社会主義共和国のレーニンが中心に社会主義革命を進めていく。思い半ばで亡くなりスターリンが後を継いで進めていくが、第一次、第二次世界大戦の疲労で計画通りには経済が回らなかった。また国営のコルフォーズ、ソフォーズも計画は達成できずに食料不足から餓死者まで出てし

    0
    2012年01月21日

    Posted by ブクログ

    本書は、所謂“政治史”、“外交史”というような分野に止まらず、“経済史”、“社会史”とでもいうような分野に関して詳しい。それが興味深い。

    「過ぎ去った体制(=ソ連)に関して読んでも…」と切捨てず、本書に付き合う価値は存外に高いように思う。現在、“ソ連”が語られる場面は非常に少なくなっている訳だが、

    0
    2012年01月10日

    Posted by ブクログ

    ソ連に対する私のイメージは、「冷戦の敗北者」「独裁的な社会主義国家」というステレオタイプなものだったのだが、本書を読んで、自身の単純な認識を改めることになった。

    特に興味深い点を2点挙げる。選挙の祝祭としての役割と環境問題である。

    一党独裁制であったソ連だが、人民の抑圧という反面、民意を汲み取る

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    社会主義というものが実際にはどのように運用されたのかということに興味があり読みました。

    ソ連の成立や崩壊は二度の世界大戦や冷戦が時代背景として大きくあるのでそれが経済に与えた影響が甚大だったことがよくわかりました。

    人民の生活なども含めて簡潔に動向がまとめられており、読みやすかったです。

    0
    2020年04月25日

    Posted by ブクログ

    「ソ連」という言葉。懐かしくないですか?
    1972年生まれの僕としては、17歳くらいまで存在した国。有名だった国。
    そして、忽然と無くなっちゃった国。
    「戦争と平和」を読んだり、ドストエフスキーは読んだりしたのですけれど、「良く考えたら、詳しいことは全然知らない」と思って、ふっと衝動買い。
    著者の松

    0
    2017年01月31日

    Posted by ブクログ

    概観がコンパクトにまとまっていて、他の本で挫折した私には程よい長さでした。基礎を一からというより、ある程度歴史や政治に対して前知識があった方が読みやすい内容だと思います。

    0
    2013年04月12日

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