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企業が投資家から評価され,中長期的な成長を実現するための切り札として「コーポレートガバナンス」重視の流れが世界的に強まっている.この概念はどのように生まれたのか,各国でどのような規律が行われているかなどを概説しながら,「コーポレートガバナンスの本質」を明確にし,ビジネスに必須の知識を提供する.
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Posted by ブクログ
私は、ある経済分野での日伊の類似性に着目し調べている。 この本によると、欧米から評判の悪い日本の監査役制度と同じ仕組みを、イタリアとポルトガルも採用している。 コーポレートカバナンスの組織形態として3つの選択肢があるのも、この3国だそうだ。
2025年8月になっても大きい書店のビジネス新書ランキングに入っているらしく、多くの人に読まれる人気の本。 だけど、これを読みこなして面白いと感じられる人は、既にコーポレート・ガバナンスの門は通り過ぎてるんじゃないかな。入門としてはハードルが高いが、実務者にとっては最低ラインと言ったところ。 と...続きを読むはいえ、この薄さでコーポレート・ガバナンスを外観できる本は貴重。基礎的なところから説明してくれる。 話としては、アメリカでは州法の上に連邦証券法やNY証券取引所規則があって、各社ガバナンスのレベルを引き上げているというのが興味深い。海外含めてこれほどの内容が頭に入っている太田先生の凄さを改めて感じた。
なかなか概括的な本で、ESGとかBコープとかも付言があり、また、歴史的経緯からボード3.0への道のりまで、歴史観があるのがよかったです。
TOB制度や大量保有報告制度の改正が予定され、実効的な投資家のエンゲージメントにも一層期待が高まり、必要な実務対応も増えてくる環境下、それもこれもコーポレートガバナンス改革の一環として位置づけられるところ、そのコーポレートガバナンスってなんだっけ、というところをその歴史に遡って総括的に理解できる良書...続きを読む。著名な企業弁護士が著したものだけに、過去の経緯や根拠法が非常にしっかりと書かれている。一度通読しただけで飲み込むには内容が深すぎたが、コーポレートガバナンスが、経営者への規律付けをいう趣旨は不変であるものの、あり方については世の中の変化に対応しながら姿を変えていくものであることが理解できた。
星3つなのは、つまらないとかいう意味ではなく、私にとっては「入門」という名であっても易しいとは感じなかったから。 さしあたり斜めに読んだ。 手元に置いて、必要に応じて読み返したくなる本。 著者のお名前は毎年のように日経の弁護士ランキングで拝見している。 企業法務では日本でNO.1の方だったと思う...続きを読む。 経験も踏まえた本著は、さしあたりの1冊にはいいと思う。
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