婚約破棄されたので「王太子の婚約者」を妹にゆずったら、上司の王弟殿下が迫ってきました。

彩瀬あいり / 桧森ユハラ

「クラリス・エンハルマン、そなたとの婚約は破棄させていただく」

公爵令嬢クラリスは婚約者のフォーアン殿下から突然婚約破棄を告げられる。
文官として働き、冷静に意見を述べるクラリスの振る舞いが気に食わないらしい。
女性の地位向上の第一歩として宰相に請われて就労していたが、
フォーアンは、これまでの世代のように『女性は陰に控えるべき』という考えのようだ。
そのうえ彼の隣には妹アイラが寄り添っており、婚約者を彼女に変更すると宣言。
同行していた、職場の上司にして王弟のローウェルによって事態は収束し、
婚約破棄を受け入れて仕事に勤しむクラリス。
しかしこの日を境にローウェルからのアプローチがはじまり……!?

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル
• 出版社: フランス書院
• 掲載誌・レーベル: e-ブラン
• 電子版発売日: 2025年06月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ネコネコ · ★★★☆☆]

譲った？

「妹に譲った」というタイトルだけど、略奪でしたね。まあ、王室の事情でゆずったと言うことにしたからでしょうか。でも、それ以外は大きな事件はなしで淡々とお話が進み、さらっと終わりました。女性の社会進出を担う役割を与えられたヒロインは情緒の安定した頭脳明晰な女性。ただ、案外世間知らずで鈍感。なので、ヒーローの恋情も気付かずに絡め取られる訳ですがそれもほのぼのします。ヒロイン弟の腹黒さとその弟の想い人の潔さも良かったです。

[ワンワン · ★★★☆☆]

意外とヒロインの元婚約者と異母妹が嫌なやつじゃなかったです。ざまぁがない分ちょっと消化不良な感じも否めないけれど。
王弟殿下もヒロイン弟も腹黒もとい用意周到で、自分が狙った女性を外堀からどんどん埋め尽くしています。
弟はかなり幼い頃からなので、末恐ろしい時期公爵です。
ヒロイン父も公爵という立場からヒロインを駒のように扱っていたけれど、嫌っていたわけでもなんでもなく、ちゃんと愛情があったのですね。

[匿名 · ★★★☆☆]

展開

捨てる神あれば拾う神あり、とはまさにこのことだよね。
まあ、合うとか合わないとかの相性もあるからこれでよし。

＃ハッピー