頂点都市

頂点都市

荒廃した世界から浮上したかつてのベンガルールの街は、徹底した能力主義のテクノクラシー統治体制がしかれ、“頂点都市”と改名して繁栄を極める。この街の住民は生産性とソーシャルメディアのスコアに基づき厳格に評価され、上位二割と中間七割の“ヴァーチャル民”は最新テクノロジーを駆使した豊かな特権生活を享受している。だが、そこから排除されて都市外に追いやられた下位一割の“アナログ民”のあいだでは叛逆の胎動が……両者の視点から衝撃の近未来社会を描き、ローカス賞・クラーク賞ファイナリストとなったインド発の傑作SF!/解説=鯨井久志

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    国家が崩壊し、都市国家が乱立する未来。その一つ頂点都市では徹底した能力主義により生産性とSNSのスコアにより、2割の上級層と7割の中間層=ヴァーチャル民、そして残り1割最下層のアナログ民に分類されていた。この設定をインド人の作者が言うと、多くの人が自ずと意識するのはカースト制度でしょう。
    上級民は新

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    ストーリーとして目新しいわけではないが、インドの作家ということもありそこはかとなくインド的な価値観におけるそれぞれの立ち位置みたいなものが一割民から見えて良かった。「一割民め!」という吐き捨て言葉や「くず」という呼称は、原作ではどう書かれてたんだろう。英語だとshitと同じ意味合いだろうが。

    0
    2025年07月16日

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