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Posted by ブクログ
嵐の松本潤さん主演で映画化されたこの作品。
私は個人的にすごく好きなマンガのひとつです。
タイトルでお分かりの通り、一言で言ってしまえば「近親相姦もの」。
幼いころから妹である郁に恋をしていた兄・頼が、その想いを抑えきれなくなり、郁に思いをぶつけるところからストーリーが始まるわけですが、とにかく頼の心情描写が秀逸だと思います。
少女マンガの男の子としてはかなり泣くシーンが多いと思うのですが、この「泣き」の場面の入れ方が、16歳というアンバランスな年齢をうまく表現していると思うのです。
また、少女マンガとしては性描写がかなり大胆だと思うので、賛否両論あるかもしれません。
でも、それを抜いたらどうなのかな~、とも思っているのです。
頼と郁は、物語の結構早い時期に性的関係を持ってしまいます。
その場面はいろいろな意味でリアルです。心情描写的にリアルに描くために、マンガではどうしても画が必要になるので、結果的には露骨な場面が増えるのでしょう。
ただだからこそ、その直後にある頼の懺悔の涙がぐっと来るのではないかな、と思うのです。
「好きだから郁を抱きたい」という直情的で幼かった頼に、自分が郁に望んだことの大きさを実感させ、罪の影を背負わせるには、実際にその関係を結ぶという展開が不可欠だったと思います。
(ちなみに、郁がことの重大性に気づく描写は、作品後半になってかなりわかりやすい形で描かれます。郁が精神的に幼くて、純粋な分未熟でもあったことがわかります)
ある意味ラストは荒唐無稽な気がしますが、それも少女マンガだからこそ。読後感は悪くないと思います。
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