東京大空襲 昭和二〇年三月一〇日の記録

早乙女勝元

昭和二〇年三月一〇日．一夜のうちに東京の下町一帯を焼け野原に変え，八万人にのぼる死者で街や河を埋めた東京大空襲の惨状――．自身被災者でもある著者が，生きのびた人々を訪ね，戦後二十五年のあいだ埋もれていた記憶を再現しつつ，無差別絨緞爆撃の非人間性を暴き，庶民にとって戦争とは何であったかを訴える．

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 戦記（ノンフィクション）
• 出版社: 岩波書店
• 掲載誌・レーベル: 岩波新書
• ページ数: 238ページ
• 電子版発売日: 2025年03月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★★★]

なによりも強く訴える事実の大きさ。想像を遥かに超える空襲の凄まじさに圧倒されました。こういう表現は似つかわしくないかもしれませんが、読み始めたら止まりません。大切にしたい一冊です。