「マウント消費」の経済学(小学館新書)

「マウント消費」の経済学(小学館新書)

1,012円 (税込)

5pt

3.4

消費トレンドはモノ・コトからマウントへ。

「こんな素敵な場所に旅行してきました」
「こんな美味しい料理を楽しみました」
「こんな特別な人と過ごしています」

SNSで頻繁に目にするこうした投稿。その背後には、多くの人が無意識のうちに抱える「マウント欲求」が潜んでいる。令和の日本では、SNSの普及とともにこの欲求が顕在化し、日常のあらゆる場面に深く浸透している。一見ネガティブに映るこの現象だが、実は日本経済を活性化させる「隠れた切り札」として大きな可能性を秘めている。

なぜテスラやアップルは次々と新たなイノベーションを生み出せるのか。
NewsPicksやSAPIXが絶大な支持を集める理由とは。

その答えは、「マウント消費」という次世代の消費トレンドに隠されている。

本書は、ベストセラー『人生が整うマウンティング大全』の企画・プロデュースを手掛けた筆者が、自身の豊富な知見を余すところなく凝縮した渾身の一作である。「マウンティング」という人間に備わる根源的な欲求が、どのように社会を進化させ、イノベーションを生み出し、経済を動かしてきたのか。そのメカニズムを解き明かしながら、これからの日本が目指すべき成長戦略を提示する。

(底本 2025年1月発売作品)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「マウント消費」の経済学(小学館新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ■「マウント合戦」の背後には、現代社会特有の二つの新たな課題が潜んでいる。それが「マウント中毒」と「マウント疲労」である。
     「マウント中毒」はマウントを取ること自体が目的化している状態のこと。彼らにとって大切なことは内面的な充足感ではなく、「他者からどう見られるか」という外部評価だ。
     「マウント

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    「マウント消費」とは何なのか聞いたことはなかったが、
    非常に興味深く読めた。
    MXデザイナーの役割は「優越館」を感じされる体験の設計とある。令和の時代における「さりげなく自分を際立たせる」という新たなマウントのありかた。
    この本でいろんな例が挙げられている。その中で慶應三田会が紹介されてあった。今私

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    トピックとしては面白いものだっただけに、後半が事例の列挙になっていたのがもったいなかった。行動経済学などの知見と組み合わせれば、人が見栄のためにいかにお金を使っているのか、そのメカニズムはどのようなものか、などより突っ込んだ分析ができると思う。
    マウントの例で三田会とSAPIX出てきたのは笑った

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。
    MX=マウンティングエクスペリエンスという言葉は筆者の造語なのかな?経済学としては利用すべき感情であるのは理解できるが、マウント消費、虚しすぎる。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    著者が「モノ消費」、「コト消費」に続く「マウント消費」を提唱し、その消費の特徴やそれに倣った事例を挙げる。資本主義社会は限界効用逓減の法則が効かない、すなわち欲望の限界がない社会で、「マウント消費」は飽くなき欲望を推進させるものだという。著者はこの特性は生かして、日本独自の文化を海外にアピールするこ

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    承認要求を満たしてくれるサービスに踊らされてしまっているのかと思うと馬鹿馬鹿しい気がしてくる。筆者の言うMX体験なるものは興味深いが、自分が好きなことを楽しみたいなと思う。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    なんで特定の商品に嫌悪感があるんだろう
    っていうものを少し解決してくれる本だった

    実際はその商品やサービス自体に
    恨みがあったり嫌いというわけではなくて

    マウント欲うまく刺激することに世の中苦労してると思うけど
    自分も操られないようにしないとなと思った

    0
    2025年04月29日

「マウント消費」の経済学(小学館新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館新書 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

勝木健太 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す