毒 青酸カリからギンナンまで

毒 青酸カリからギンナンまで

770円 (税込)

3pt

わずかな量でも瞬時に人を死に至らしめる毒もあれば、じわじわと長い時間をかけてその毒性が現れるものがある。フグ毒やキノコ毒のように、食べ物のなかにも毒が含まれるし、スズランやスイセンやアジサイのようによく見かける植物のなかにも毒を持つものがある。毒性を持つ物質でも使い方次第では「薬」となるし、一般に薬と言われるものであっても量と使用法を間違うと「毒」になるものもある。古来より人は毒と付き合い、毒の神がかり的な作用を見て、その魅力と魔力に興味と恐れを抱いてきた。そうした毒の謎に今日の科学はどこまで迫れるのか。毒の基本知識から毒の分類を通して「毒とは何か」を語り、歴史のひとこまを彩る毒、食べ物のなかの毒、犯罪や事件に使われた毒、麻薬と覚醒剤まで、様々な毒を幅広く紹介する。また意外にも、私たちの生活の隅々にいたるまで毒が関わっていることに注意をうながす。

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毒 青酸カリからギンナンまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年08月07日

    様々な毒について詳しく書いてあるだけでなく、毒が絡んだ事件などについても触れてあり非常に興味深く読ませて頂いた。

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    Posted by ブクログ 2013年01月01日

    副タイトルにあるように、青酸カリからギンナンまで、特別な毒から身近な毒までを事例を踏まえて解説。
    とってもわかりやすい一冊。

    特に食べ物の関する箇所は大変勉強になりました。
    山菜など灰汁が強いものは、好物だからといって大量に食べるのは危険なのですね。
    常用すると、がん発生率100%のものもあり、驚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月29日

    少しの理系の知識があれば、とても楽しく読める本。
    良く使えば薬、悪く使えば毒でくくられており、
    読んでて納得がいった。
    悪用厳禁

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    Posted by ブクログ 2022年01月26日

    毒の解説書。フグやキノコのような食べ物の中の毒から麻薬と覚醒剤のような依存性ドラッグまで様々な毒を幅広く紹介する。

    大麻は立派な毒である。大麻のタールは発がん性物質は煙草の3倍から4倍もある。この点でも大麻のような依存性ドラッグを煙草と同レベルに扱って相対化することは正しくない。しかも、この大麻の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月14日

    「毒」という言葉だけで、なんとなく分かった気になっている毒の定義や薬との境界が解りやすかったです。
    麻薬や毒を使用した犯罪の話が面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2014年01月09日

    自然界に元からある毒から人間が作り出した毒まで載ってますが
    やはり一番の読みどころは毒を使った犯罪の説明でしょうか。
    毒と薬は表裏一体、というか医毒同源。
    さじ加減によって薬にも毒にもなる、
    病原菌やウイルスと同じく
    人間にとって毒でも他の生物には全く影響を現さない
    結局毒というのは人間の都合...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月09日

     毒とは何かがわかる良書。前半は毒の基本、後半は毒にまつわる事故・犯罪、最後に麻薬について説明している。麻薬は毒の定義からは外れるが毒として作用することから扱っている。
     フグや毒キノコは当然毒があるとわかっているが、普段何気なく食べている銀杏やフキ、ワラビ、どくだみ茶にも毒となる物質が含まれている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月19日

    毒の基本知識から、毒の分類、毒にまつわる歴史、毒と食べ物、犯罪や事件と毒、麻薬と覚醒剤まで、様々な毒を取り上げる。
    毒にまつわる犯罪の章が面白かったです。化学が苦手で構造式とか分類の細かい話は全部流し読みですけど・・・。でも、薬と毒は表裏一体だということがよく分かりました。まあ別にキノコ狩りの趣味も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月26日

    理系の知識もほしいなあということで手に取ってみた第一弾。毒の知識は、将来も役立つかなあということも背景にはあった。
    本の内容自体にはあまり関心が持てなくて、ただ単に感心して終わった。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年11月21日

    体に悪いのに、人が魅了されて止まないモノ「毒」。人の歴史も毒とともに…。「毒とともに生きる」我々の人生のための毒の教養。


     現代人だって、タバコ、薬、食べ物、毒と紙一重の物とつきあっている。毒から目をそらさず、正面から向き合うために読むべき一冊だと思った。

    _______
    p33 LD50
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