ドキュメント テレビは原発事故をどう伝えたのか

ドキュメント テレビは原発事故をどう伝えたのか

858円 (税込)

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3.6

人びとは固唾を呑んで、福島原発事故のテレビに見入っていた。そこで、テレビは「原子炉は安全だ」「放射能が漏れても直ちに健康被害はない」と、政府と東電の主張を繰り返した。その結果、ネットなどで、「大本営発表」との批判が噴出した。その批判が妥当なのか、ここで番組の丁寧な検証を行いたい。“3.11後のよりよい社会”を構築するためにも。テレビは誰の目線に立って報道したのか?メディア・スタディーズの専門家が答えを出す。

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ドキュメント テレビは原発事故をどう伝えたのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    3月11日の地震発生から
    一週間の原発報道について
    たんねんにたどっています。

    健康に影響がない、
    という政府の発表をそのまま伝えるだけのテレビ報道と
    ネットでの草の根の報告をかんがえると、
    とちらが本当なのかよくわかります。

    0
    2013年10月19日

    Posted by ブクログ

    原発事故の最初の7日間のテレビ報道について。いろんな論点があったが、一番驚いたのは、専門家の楽観視した解説。テレビだと聞き流してしまうが、文字でみると、矛盾や破綻が見える。専門家としては、あり得ない!の思いが混乱をさせていたのでしょう。少し気持ちもわかるけど。

    0
    2012年11月22日

    Posted by ブクログ

    震災の時から、どの放送局も同じような報道しかしていないと思っていたが、この本を読むと、それがよくわかる。
    テレビで報道されないことが、ネットでどのように展開されていたかなどは、メディアよる役割の違いが、放射能に限らず、他のことでも言えると思う。テレビに代表されるマスは「所有」が原則であり、ネットは「

    0
    2012年10月04日

    Posted by ブクログ

    恩師が書いた本。
    原発事故直後にテレビ局がどんな対応してたかを分析した本。
    大本営発表に基づいた報道しかできないあたりやっぱり日本のジャーナリズムは弱いのかなと。
    ソーシャルメディアなんかにもちょっと触れてたけど、何が良いって一概には言えないね。
    パニック回避して安心させるのもマスメディアの役割だと

    0
    2012年04月15日

    Posted by ブクログ

    福島原発の事故を、TVはどう放送していたのかを検証している本であるが、
    当時のアナウンサーや専門家の発言をママ載せているようで何を伝え、何が足りなかったのか、
    を検証する一端となる本と思う。

    結果としては、少し前に読んだ「官報複合体」という、
    こちらは新聞の方を扱った本と同様に、
    発表報道に終止し

    0
    2012年04月10日

    Posted by ブクログ

    既得権に胡坐をかき顧客をないがしろにする業界は、やがて滅びる。
    今、これに一番近い業界がマスメディアであると思う。
    福島原発事故後、「ただちに健康に影響はない」との政府発表を流しながら、自社の社員には30キロ圏内に「危ないから入るな」と指示した自己矛盾を突くだけで充分であろう。

    NHK、民放各局の

    0
    2013年02月26日

    Posted by ブクログ

     本書は「福島原発事故」をめぐる2011年3月11日から31日までのNHKと民法キー4局の全報道をすべて検証したものである。よくまあ著者は800時間ものビデオに目を通したものである。
     当時多くの人々がマスコミの報道に釘付けとなっていたことは当然であるが、誰もが全ての報道に目を通すことはできないのも

    0
    2012年09月24日

    Posted by ブクログ

    大本営発表に終始したマスメディア、より自在な発信と共有が行われていたネットメディア。

    ネットをきちんと使いこなしていかないと、生命も財産も守れないということですね。

    0
    2012年11月11日

    Posted by ブクログ

    津波報道では想定外の被害・危機を煽ってでも避難を促すのに、原発報道では「安全神話」から逃れられず最小の被害予想に縋ってしまったテレビ…テレビ報道に対する信頼回復への第1歩は、テレビ各局が自ら(この本の試みのように)この実績の徹底的な自己批判から始めなければならない。

    0
    2012年05月21日

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