嘉村礒多集

嘉村礒多集

1,001円 (税込)

5pt

3.3

嘉村礒多(1897-1933)は,山口県仁保に生れ,夭折した作家.己の業苦の生を懺悔行の如く刻み,文学に結晶させた.小説は「業苦」から「神前結婚」まで8篇,宗教への憧憬,望郷の想いを語った随想6篇,近角常観,安倍能成ら宛の書簡6通を精選.悩み苦しむ者の生きる光源となる同朋の全貌を伝える.

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私小説の極北、草ぶかき近代文学を分け入った先にある、苔地蔵とでも言おうか。

    無の境地に立脚していると、伊藤整が日本の私小説を指摘している通り、著者も真宗の影響を多分に受けているという。

    因果を受け入れ、道徳を斥ける。その姿勢は悪人正機を連想させるが、業苦とは、他人にとっては独りよがりの大相撲にし

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    自己憐憫は醜怪だがここまで突き抜けたら別な景色。つぶさに人間のこころ、その光と影を見つめ続けるのはつらい。それでも安易な叙情に流れぬ礒多の生き様には居住まいただされる。人間だ。捻くれ者だった祖父の若い頃の写真に似ているから読み始めたジャケ買いだった。今はもう完全に失われた同人を何遍も思い出した。

    0
    2024年08月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    嘉村磯多集

    編者:岩田文昭
    発行:2024年3月15日
    岩波文庫

    嘉村磯多(1897-1933、明治30-昭和8)の短篇小説8編、随筆6編、書簡6通が、編者・岩田文昭氏により甦った。嘉村磯多の名は、岩田氏が10年前に上梓した「近代仏教と青年~近角常観とその時代」(岩波書店)で知っていたが、嘉村作

    0
    2024年06月18日

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