ヒール 悪役

ヒール 悪役

2,090円 (税込)

10pt

5.0

プロレスに「最強」を復権させる!――かましてなんぼですよ、この世界は
日経小説大賞『散り花』に続く、美しく切ないプロレス讃歌第2章

どんな遺恨も因縁も、リングの上で白黒つける。そうでなければ夢がない。一度リングで“死んだ”男の死闘が、光を失いかけたレスラーたちの心に火をつけた――

札幌での立花と一ノ瀬の試合。週刊リングの寺尾は、一ノ瀬が立花の狂気を引き出したと書いたが、三島の印象は違った。一ノ瀬は立花の世界に引きずり込まれたのだ。この試合で終わってもいいと思わせる快感にも似た昂ぶり。甲斐の世界が対戦相手だけでなく観客をも手玉に取り、会場全体を支配するものなら、立花は二人だけの世界にしてしまう。一ノ瀬はそれに引きずり込まれ、呑みこまれた。立花はなぜジャパンに戻ったのか。総合格闘技への出陣は意外ではなかった。もともとそのスキルはあった。しかし、立花はプロレスに復帰した。(本文より)

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ヒール 悪役 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とにかく面白かった。
    衰退してゆくプロレス界の現状と、集散離合するプロレス団体の内部事情をつぶさに描き、実にリアルな内容の小説だった。
    50歳を超えたレスラーの新田の去就。
    木山道場の立花、三島、森。
    敵対団体の不破、甲斐、一ノ瀬など。
    登場人物のキャラクターがそれぞれに立ち、それぞれの格闘シーンの

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    ブック、ワーク、セール、寝る。今回も踏み込んでるな。
    試合も全編熱かった。

    何気に木山が最強説…笑
    一人だけグラップラー刃牙の世界の住人ですな。

    プロレスへの想いも各人語られて、アングルも立体的になってきた。続編期待してます。

    0
    2024年12月12日

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