社会保障のどこが問題か ――「勤労の義務」という呪縛

社会保障のどこが問題か ――「勤労の義務」という呪縛

935円 (税込)

4pt

4.0

病気やケガをしたとき、出産や育児、そして介護が必要になったときの生活を保障する社会保険。働けなくなったときや老後の生活を支える年金制度。毎月の給料から天引きされているものの、いざというとき自分がどの給付を受けられるのかわかりにくく、申請するのもどこか後ろめたい。日本の社会保障はなぜこんなにも使いづらいのか。複雑に分立した制度の歴史から、この国の根底に渦巻く「働かざる者食うべからず」の精神を問い、誰もが等しく保障される社会のしくみを考える。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

社会保障のどこが問題か ――「勤労の義務」という呪縛 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    公的年金、医療保険、雇用保険、労災保険についてその成り立ちを説明し、問題点の朔り出しを図っているが複雑な制度にも関わらず、よく説明している.労働者と自営業者との比較で50年前には自営業者、主として農林業者はある程度裕福だったと推定される.その時点で設計された社会保障制度の抜本的な見直しが必要であると

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    法制定当時と今だと自営業の生活様式がかなり変わっている。確かに。勤労の義務と生存権、この国では前者が優先されがち、ってのも言われてみれば目から鱗。
    複雑な制度と人の業によって福祉から遠ざけられてしまう人が、マイナンバーとかAIとかで減るとよいよね…

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    社会保障の制度は分かりづらいなと前から思っていましたが、改めてそう思いました。

    必要な人が利用できるように少しずつでいいから利用しやすくなるといいなと思います。
    そのためにも、話し合いは大事だと思います。

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    法律おもろい

    現行制度の問題点をさらいつつ、憲法の「勤労の義務」規程について検討し、新たな制度へ目を向ける明瞭な構成

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    20241025-1106 本書は日本の社会保障制度が何故使いづらいのかという疑問を制度成立の歴史から追って、現在の制度に至るまでを解説している。日本の公的年金制度は軍人や官吏に対する恩給から始まるが、1941年の労働者年金制度の成立が、現在の公的年金制度に直接つながるものである。戦前は雇用者より自

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の社会保障は制度が複雑。
    意識がブレーキになる可能性がある=憲法27乗の勤労の義務既定が邪魔をする。
    社会保険では、傷病手当金と出産手当金が国保と違う点。
    雇用保険は自営業者にはない。求職者支援制度がある。
    労災時は、治療費はゼロ、自営業者は健康保険だから3割負担。
    労働者と自営業者の差異は大き

    0
    2025年03月31日

社会保障のどこが問題か ――「勤労の義務」という呪縛 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

山下慎一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す