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首都圏以外に暮らす女子高生は偏差値の高い大学への進学にメリットを感じにくい傾向にある。東大の学生団体がそのような調査結果を23年5月に公表し、大きな話題を呼んだ。調査からわかったことは、地方で暮らす女子生徒は自己評価が低く、保護者も難関大に進むことを期待せず、周囲にもロールモデルが少ないことだった。日本社会に根付くジェンダー格差に影響する「地方」×「女性」の二重構造を変えるための提言の書。
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Posted by ブクログ
ゼミの研究で先生に勧められてこの本を手に取りました。田舎出身のですが、高校生の頃からあったモヤモヤはこれかと思えるような内容ですごく勉強になりました。この本で現代にも残る隠れたジェンダーバイアスを見つけることができたと思います。
鮮烈なタイトルに惹かれて。 「東大」を冠する書籍やメディアは多々あるが、そこには羨望と他人事感が混ざり合っている、と思う。本書は当事者による執筆にて東大の課題面を浮き彫りにする、画期的な作品である。 あの頃の自分と共鳴するところが多く、自分語りを少し。私男性ではあるが、地方というファクターは有して...続きを読むいる。地方における都心難関大学との距離感は今思い返せばまざまざと現前していたのだろう。 情報格差、ロールモデルの不在、両親による保守的な印象操作。これらは打開して打って出るというマインドには至らなかった。結果として、学力不足もあるが地元の国立大学への進学、浪人という選択肢は思いもよらなかった。 地方に女子が掛け合わされることで、問題はさらに深刻になる状況が本書から知る。婚期が遅れるやら学力が高いとモテないなどというジェンダーバイアスを振りかざす妄言が今も地方には根強く巣食っている。そのように主張する人に限って、そこに暮らす周囲の親、親戚、知人が地元を離れたことがない、外の暮らしをイメージで語っているという無責任さが腹立たしい。 私の鬱憤を開陳しても仕方なし。 我が娘は地方女子にドンピシャで該当する。無理強いはしないが、可能性を狭めるような深層心理における誘導は極力したくないなと自戒を込めて思う。 本書を通して少しでも多くの人の無知や無理解が解消されることを願う。
進学校出身、浪人を経て現役の女子大学生が書いているとのことでリアルさが増していると感じた。システムが変われば女子が難関国公立を目指すようになるかというとそんな浅はかな問題ではないということがわかった。娘には近くにいてほしいと思う親は増えていると感じるので、この課題は今後より難易度が上がる気がする。
多くのデータを元に進路選択にどれだけのジェンダーバイアスがひそんでいるのかを示す良本。いろんな人に勧めたい。私はとうに大学を卒業して企業で働いているが、学生時代親からかけられた言葉、周りからなんとなく聞こえてきた言葉はその頃も今も大差ないのだと本書を通じて知った。なんとなくそんな気はしていた。企業内...続きを読むでもいまだに「女性が管理職にならないのは適した人がいないだけ(能力が足りてないから仕方ない)」という言葉を聞くから。多くの人が構造的な問題やアンコンシャスバイアスに目を向けるようになってほしいと願いのような気持ちを持った。
私自身、地方出身でより質の高い環境下で学びたかったとしても高校の選択肢が限られて学ぶことができなかったと思う。大学進学においても同様だと思うが、高校進学においても質の高い環境下で学べた著者たちを羨ましく感じてしまった。
地方出身の東大の女子学生生2人による、ジェンダー論。⭐3.5 自分も地方出身で、どちらかといえば、女の子は地元に残し、他県への進学は男の子優先、みたいな空気はよくわかるが、仕方ないというかそういうものだと思っていた。一方、東京で暮らしてみて、情報の格差は大きいということは感じていた。 それらのこ...続きを読むとに違和感を覚え、調査分析をして本にまとめたこともすごいが、実際に地方の女子高生たちの相談にものっているところに頭が下がる。 ただ、本の中でも触れられているが、東大をはじめとする難関大への進学状況でみようとしていること自体が、エリート目線だな、という感じは否めない。
2000年生まれ、2001年生まれの若い当事者がこの問題にまさに「自分の問題」として向き合い一冊を仕上げたことが本当に素晴らしい
地方女子学生の進学の選択肢を広げることを目指すNPOを立ち上げて活動する地方出身の現役女子東大生の著者2人が、地方と首都圏の高校生男女を対象とした意識調査やインタビューを基に、表題のとおり「なぜ地方女子は東大(遠方の難関大学)を目指さない」傾向にあるのかの構造的な要因を考察し、地方女子学生の進学意識...続きを読むの傾向や、周囲の環境がどのように影響しているのかを明らかにするとともに、解決策も提言。 本書の調査分析の結果、地方で暮らす女子高校生は、資格取得を重視するとともに、自己評価が低く、浪人を避ける安全志向が強い傾向があることが示された。また、保護者も男子高校生と比較して難関大学に進むことや首都圏に行くことを望まず、周囲にも参考になるロールモデルが少ないという外部要因も指摘されている。 そのような調査分析を踏まえ、解決策として、「女子枠」の設置を含めた「失敗できない」「一度きり」の入試制度の改革、同質性が高いロールモデルの長期的な提示、県人寮への地方女子学生の受け入れ促進、保護者のアンコンシャスバイアス解消プログラムの実施などを提案している。 本書のタイトルを見て、本人の意思・選択の結果なのであれば、東大を目指す女子高校生が少なくても問題ないのではないかという気もしたが、「大学進学を選ぶ場合の価値観や意識に、性別や地域といった、生まれながらに決定される属性によって大きな差が出ているのであれば、それは個人の選択や志向が、属性によって狭められたり歪められたりしているということです。私たちが目指しているのは、その状況を改善し、全ての人は十分ば選択肢の中から自分の進路を決められる社会を作ることです」という著者たちの説明に得心した。 本書のテーマは否定論を含め議論を呼びやすいものであるが、本書では、データを基にした緻密な議論がなされているとともに、冒頭の自分の疑問なども含め、想定される反論や疑問について丁寧に解消していくような論の展開がなされており、議論のベースとなる良質な本だと思う。 「女子枠」の設置についてはなお違和感が拭えないところはあるが、適切なロールモデルの提示や保護者のアンコンシャスバイアス解消の取組などの提案も至当なものだと感じた。
著者は江森百花さん、東京大学の在学生です。江森さんは、静岡県立静岡高校を卒業、一浪して東大に入りました。地元の同級生の女子は高めの志望校設定を知られることに強い抵抗感を持っていたといいます。片や、首都圏の東大への通学範囲にある進学校では「猫も杓子もとりあえず東大」のマインドを持ち、浪人しても東大を...続きを読む目指して勉強しようと考えている女子学生が当たり前にいたことを知り、そのギャップに唖然としたといいます。 さらに、江森さんは、ただ「自分が女であった」「生まれ育った場所が地方であった」というだけの、たったそれだけの理由で、東大を目指すことがはばかられたとしたら、将来の選択肢が狭められてしまったとしたら、、あまりにも、もったいない。「全ての人が生まれついた地域・ジェンダーにかかわらず自由な選択ができる社会」が実現されたその先に、真の男女共同参画があると考えている。 と言っています。 その通りだと思います。大賛成です。江森さんが、身近な東大進学ということを端緒に「真の男女共同参画」を考えていることは素晴らしいと思います。 わたしも、東大進学にかかわらず、自分の思いで、自由に、進学や就職や起業ができ、また、何度でもやり直しがきく柔軟な社会になることを希望します。自分の能力を活かして、自分の得意な分野で、のびのびと活躍できることが、個人にとっても社会にとっても、最も効果的かつ効率的だと思います。 がんばれ若者、未来を担う子どもたち、わたしはできる限り応援します!! 地方で暮らす女子高校生は、資格取得を重視する傾向があり、自己評価が低く、浪人を避ける安全志向が強いそうです。保護者も娘に難関大学や首都圏へ行くことに積極的ではなく、周囲にもロールモデルが少ないそうです。 所得格差、教育格差、文化資本格差、ジェンダー意識格差、就職格差、女子の婚姻・妊娠出産・育児・家庭生活にかかわる意識・経済・政策・環境の差が、将来設計に、特に女子に影響を与えているとしたら、それは単純に東大志望の傾向問題にはとどまりません。 東大や医学部への進学、大学進学浪人の許容など、本書を端緒に、大人はこれからの若者の未来のことを広く考えてあげましょうよ! と思います♡
東大シリーズ2冊目。 東大は8割男2割女の世界らしいが、単純に言えば日本の男尊女卑文化の象徴と言ってしまっていいと思う。 理系に関してはたしかに世界的にみても男子のほうが多いのはたしかだが、それにしてもこの差はあまりにも大きすぎるため、」物理的な介入(アファーマティブアクションとか)も致し方ないだろ...続きを読むう。 私は地方の大都市出身(70年代生まれ)だが、割と田舎の地方都市の公立大学に進学して日本のいろいろな地域出身の友達から「女は大学行かなくてもいいと言われた」とかいろんな話を聞いて驚愕したのを覚えている。大人になってからも「親には大学はダメって言われたから短大行った」という話を聞いたりしたことがある。親が違うとこんなに考え方が違うのか・・・当たり前なのだが若い時は驚いたものだ。 いろいろ分析して本にまとめてあるので説得力はある。大学でジェンダー論を必須科目にして、この本を読ませるといい。なんなら、あとがきで紹介されている「君たちはフェミニストじゃ無いと思ってるよ。データを扱って説明しているからね」という男子学生のコメントの分析から始めるといいと思う。21世紀にもなって、お前は馬鹿か?!というコメントであるが(しかも東大生)、この馬鹿さと戦わないといけないのである。 結局のところ、これは大人の問題なのだ。 親は娘が遠くに行ったらいやなのだ。近くにいて幸せな結婚をして孫の顔とか見せてほしいとか思ってるのだ。寂しい時にそばにいてほしいのだ。今の時代、東京に出たらもう帰ってこないというのは薄々気がついているのだろうし。 東京にいたらそんな心配はしなくてもいい。むしろ、男女関わらず有名校に入るためにせっせと投資しているのだから、それを合格で返してもらうのは当然のことなのだ。それでも浪人しない選択肢を選ぶ東京女子は、やっぱり親の建前とかいろいろ気にしている結果なのだが、 地方と東京の圧倒的な格差!こんな格差時代を生きていかないといけないのだから女子は大変である。 入試制度を変えたり、メンター制度を活用するのはとても有効だと思う。が、地方がどんどん衰退している今、親はますます女の子を手放したく無いとおもうかもしれない。 いろいろ考えると、日本の地方女子の話を超えて、日本の未来がとても心配になった。地方女子はどんどん好きなところにいくべきだが、日本では親が金を出さないと実質的に学校にもいけないわけで、まず教育システム全部無料にするとか抜本的な改革をしないと状況はそんなに変わらないか、現状なら変化の速度も遅いだろう。また、出て行った女子は帰ってこないのは明らかなので、それを受け入れるだけの達観がないとダメだろう。娘のことを思って、世の親は自分のエゴ(世話してもらいたい、孫を見せてもらいたいなどなど)を捨てるしかないのだ。 でも私が住むイタリアの田舎だって同じである。外出たら帰ってこない。仕事がないんだから無理な話だ・・・。
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なぜ地方女子は東大を目指さないのか
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