何かが空を飛んでいる

何かが空を飛んでいる

2,816円 (税込)

14pt

4.3

UFO現象や神秘体験を明快に論じた奇跡的名著がついに復刊! あわせて西洋近代オカルティズム略史、ジョン・ディーの精霊召喚、ナチズムとオカルト、柳田國男・南方熊楠の山人論争など、他界に魅せられし人々の、影の水脈をたどるオカルティズム・民俗学エッセイ・評論を一挙集成。

自序

第一部 何かが空を飛んでいる

まえがき
1 私は前科者である
2 踊る一寸法師
3 小人たちがこわいので
4 虐げられた人々
5 セックスと針とフライング・ソーサー
6 私を涅槃に連れてって
7 空飛ぶレイシズム
8 妄執の格納庫18
9 陰謀の泉
10 キャデラックの中の三人男
11 黒い哄笑
12 空を飛んでいるのは何か?
13 光に目が眩んで
あとがき
附録 泥の海――あるいは円盤文献瞥見



「純」円盤映画を求めて
不思議なセルロイド――怪奇幻想映画オールナイト全五夜

第二部 影の水脈

影の水脈――西洋近代オカルティズム略史
シオンの顕現――アーサー・マッケンと〈オカルト〉
天の影――チャールズ・ウィリアムズの場合
想像力という「呪い」――シャーロット・ブロンテ「ヴィレット」
異界の言葉――テオドール・フルールノワ「インドから火星へ」
地底への旅――カフトン=ミンケル「地下世界」
ログフォゴあるいは『岩の書』――リチャード・シェイヴァーについてのノート
水晶の中の幻影――ジョン・ディーの精霊召喚作業
物語としての同祖論の《起源》
妄想の時空――木村鷹太郎とウィリアム・カミング・ボーモント
獣人と神人の混淆――アドルフ・ランツとフェルキッシュ・オカルティズム
ヒトラー、ナチズム、オカルティズム

第三部 他界に魅せられし人々

他界に魅せられし人々―― 『妖精の誘惑』のためのノート
夢と光り物――アナ・キングズフォード、佐々木喜善、泉鏡花
「心界幽玄」のこと――南方熊楠とフレデリック・マイアーズ
先住異民族の「残存」――南方熊楠、柳田國男の山人論争における隠された文脈
牛涎的博士――坪井正五郎をめぐって
家に憑く――『四谷雑談』
平田翁の「夏休み」――『稲生物怪録』をめぐって

後記
索引

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何かが空を飛んでいる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人はなぜUFOや宇宙人を見るのか。
    著者は実際の報告事例を丁寧に解きほぐし、アブダクション、黒衣の男、UFOカルトなど現代社会に怪しくうごめくオカルト事例を分析してゆく。
    妖精伝説などとの類似性を引きつつ、その時代のオカルト的言説が生まれ、伝播してゆく背景が明快に解き明かされていく過程は爽快。
    しか

    0
    2015年11月08日

    Posted by ブクログ

    奇跡的に復刊されたUFO本の名著。「人はなぜ円盤を見るのか」という疑問に取り組んだ復刊部分の真摯で軽やかな姿勢が好感が持てる。西洋オカルティズムや日猶同祖論、柳田國男・南方熊楠の山人論争などの他界に魅せられた人々に、民俗学的視点で切り込むエッセイや論考もスリリングで興味深い。懐疑派、否定派、肯定派を

    0
    2013年12月17日

    Posted by ブクログ

    UFOが大好きです。子供のころは現象そのものを不思議がってましたが、いい歳になってからは(当たり前ですが)なんでこんなものを見てしまうんだろう?という、社会的・文化的コンテクストの在り様のほうが興味の中心です。
    そんな僕にはピープルズ著「人類はなぜUFOと遭遇するのか」が究極の一冊ですが(絶版なのが

    0
    2016年06月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    UFO関係では知らぬものがない伝説の本。砕けた口調の読みやすい本でありながら、科学的なスタンスをちゃんと保ち、巻末にちゃんとUFO本の書誌を用意しているという意味でできがいい本。最初にUFOと妖精などの小さい人々、怪物などの目撃談を交互に提示し両者の区別がつかず、発光現象、拉致などのポイントが共通し

    0
    2017年09月14日

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