レーテーの大河

レーテーの大河

935円 (税込)

4pt

4.0

運命の車輪は回り始める。日本を揺るがす“危険な積み荷”とともに。
江戸川乱歩賞作家が時代の闇に挑むノンストップ・サスペンス!

終戦時の満州、そして五輪開催直前の東京。二つの「昭和」を貫いて走り始めた機密列車の後ろ暗い任務とは。
楔になろうとした男たちの、捨て身の作戦とは。

終戦間際の混乱で親を失った三人の戦災孤児。関東軍の機密物資を日本に運んだ2人の陸軍中尉。
焼け野原から復興へーーオリンピックを目前に急ピッチで東京の整備が進む中、日銀の現金輸送担当者が線路に転落死を遂げた。
事故として処理されるはずだったその死を合図に、二度と交わるはずのない人生が再び交差する。
そして、運命の列車は走り始める。

俺たちは駒だ。だが、駒だって逆らう。

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    Posted by ブクログ

    斉藤詠一『レーテーの大河』講談社文庫。

    この著者の作品を読むのは『到達不能極』に次いで2作目。

    結論から言えば、多少無理があるものの『到達不能極』を凌ぐ面白い小説だった。まずはタイトルの『レーテーの大河』という聞いたことの無い言葉が興味を唆るのだ。また、日本の高度経済成長期である昭和38年から3

    0
    2024年08月24日

レーテーの大河 の詳細情報

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