フランス人記者、日本の学校に驚く

フランス人記者、日本の学校に驚く

1,760円 (税込)

8pt

官邸の記者会見でも話題のフランス人ジャーナリスト西村カリンさんの最新刊!

学校を見るとその国がよくわかるーー。

このままの教育環境でいいのか迷いのある親御さん、教育関係者、必読の一冊

みなさん、こんにちは。
わたしの名前は西村カリン。フランス・ブルゴーニュ地方出身の、音楽とラジオを聴くことと議論が大好きな女性である。
東京で暮らして20年以上になる。

その間、わたしは日本人男性に恋をした。じゃんぽ~る西という、風変わりな名前の漫画家だ。友人を介して知り合い、銀座のカフェテラスで再会し、一緒に仕事をし、渋谷でデートをし、そして、わたしたちのあいだにはふたりの息子がいる。

ふたりは今、日本の公立小学校に通っている。
彼らを通して、わたしは日本の教育事情、学校事情について日々学んでいる。フランスの教育と比べて、日本の教育は驚きでいっぱいだ。

わたしが外国人の目線で日本とフランスの教育を分析すると、それぞれの社会のあり方や働き方が浮かび上がってきた。

教育とは、いかに社会と密接に結びついているか、あらためてよくわかる。
そう、教育現場は社会で今起こっていることと、まるっきり地続きなのだ。

日本での子育ての日々はとても楽しい。子どもが生まれる前の日本も興味が尽きなかったが、子どもと一緒に過ごす日本は、次々と新しい顔を見せてくれる。
この大好きな日本と故郷であるフランス両者にとって教育や子育て環境が少しでも良いものへ変わっていく一歩に本書が貢献できれば、こんなに嬉しいことはない。

西村カリン

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フランス人記者、日本の学校に驚く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者は、官邸記者会見での忖度なしの質問をすることで有名なフランス人の女性ジャーナリスト。夫は日本人のマンガ家で、2人の男の子を日本の公立小学校に通わせている。
    日本の学校について、私達には当たり前すぎて気づかないことに、様々気づかされた。道徳教育については、フランスの哲学教育と絡めて、章をひとつ割い

    0
    2024年09月15日

    Posted by ブクログ

    よい本。日本大好きでこちらに住み家庭を作ったフランス人記者が、
    子どもの教育を通じて日本とフランスの違いを語る。
    日本のいい点、フランスのいい点両方織り交ぜて。
    しかし私が気になるのは日本の良くない点。
    一番どしりときたのは「子供っぽい態度」というところ。
    フランスでは、自分の意見を言わないことが子

    0
    2024年08月20日

    Posted by ブクログ

    フランスと日本の学校の違いを記者と母の目から書いた一冊
    なんと言ってもフランスは大学まで学費が無償という点が素晴らしい
    日本の少子化問題も学費の負担がなくなればかなりの解決策になると思う
    そして日本は学歴文化だけど、フランスは学ぶことに寛容で一度就職しても学び直しのチャンスがあったり、資格を取れば仕

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    著者はフランス人女性で、大人になって恋をした日本で暮らすため職を探し来日、日本人男性と結婚して二児をもうけ、日本の公立小学校に通わせています。そこで感じた日仏の違いを細かく丁寧に言葉にしてあって、とても興味深く読みました。日本の識字率の高さは素晴らしいこと(決して当たり前ではないのです)、フランスで

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    フランスと日本の教育について、比較していいとこ取りをしようと考えている日本在住フランス出身の筆者のお話でした。
    教育を考えるにあたりとても参考になりました。
    視野が広がって、もっと日本について考えようと思いました。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    西村カリンさんのことは、夫であるジャンポール西さんのエッセイ漫画を通して知っていたので、興味深く拝読した。フランスと日本の学校の違い、良い点や、問題点、それぞれが簡潔に示してあり、読みやすかった。(でも、もっと一章が長くてもいいからカリンさんの考えをもっと詳しく書いてほしいとも思った。)
    何故日本の

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    かわいらしいブックデザインとは裏腹に、とても読みごたえのある社会派な内容。
    テーマは学校教育のみならず、日本人のコミュニケーションの取り方や、少子化対策にまで及びます。
    筆者が「思ったこと」と、「分析されたデータ」との違いを明らかにして書いておられるのもとても良いです。データばかりで、筆者の個性がな

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    どちらが良いというわけではなく、それぞれに良い点と悪い点があることが順序だてて解説されており考えさせられた。議論することの弱さや、社会・他者への積極性の欠乏については自分も直したいところ…

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    前半は、著者の経験によるところが書かれていて、とても面白く読めた。
    後半の方は、テーマが大きいけど、見聞きした一般論的なことが多くて、少し面白みは失速したかな、という印象。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

     東京に暮らして20年のフランス・ブルゴーニュ地方出身のカリンさんが、日本の教育を驚きいっぱいで綴った本です。

     外国人の目線で日本とフランスの教育を分析すると、それぞれの社会のあり方や働き方が浮かび上がってきたと語り、教育とはいかに社会と密接に結びついているかが改めてよくわかったといいます。

    0
    2025年02月08日

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