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Posted by ブクログ
知的エリートや読書家からは低く見られがちな自己啓発本。だが世の中のサラリーマンによく読まれ、ベストセラーも多数存在する。
私も自己啓発本とされる本を何冊も読んだが、けっこう面白かった。中には名著というべきものもある。
その自己啓発本のルーツは、18世紀末のアメリカにあるという。建国の父フランクリンの自伝がそれにあたり、自助努力の大切さを訴える、「自助努力系自己啓発本」は、その後連綿と続く。『7つの習慣』はその系譜につらなる。
もう一つ大きな流れがあり、『引き寄せ系自己啓発本』と呼ばれる。ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』が原点。その肝は、「人間が心の中で願う事は、全て実現する」と言う考え方であり、「引き寄せの法則」と呼ばれる。
自分はほとんど引き寄せ系は読まず、なんなら少しバカにしてたのだが、著者によれば「自助努力系と引き寄せ系は一見別物に見えるが、共通点はある」そうだ。それほ、「世界を変えるのではなく、自分を変える」ということ。「自分自身(インサイド)を変えることで、世界(アウト)を変える」と言う考え方は、自己啓発思想史の中では「インサイド・アウト」と呼ばれている。自己啓発本は等しくこの考え方によっているといえる。
ポジティブ・シンキングとかもそう。行き過ぎたコジティブさはちょっとうざいが、実のところ、より良い人生を送るには、ある程度必要な考え方だ。
本書は他にも「父から息子への手紙」系、日めくり式、スポーツ界の自己啓発本、残念な「トホホ系」など分類して、多数の自己啓発本を紹介してくれる。
巻末の年表を眺めると、ベストセラーが並んでおり、自己啓発本が世間でも出版業界でも、大きな存在感を示していることがよく分かる
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