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糸井重里さん激賞! アメリカンドリームからスピリチュアルまで、自己啓発書のベストセラーから見える異色のアメリカ論。
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Posted by ブクログ
すごくすごく勉強になった。初めて知ったことが色々。 スウェーデンボルグという人物の名前も初めて聞いたし、歌手のデズリーのヒット曲も有名な自己啓発本の影響を受けたものだとは知りませんでした。 自己啓発の「トホホ本」の項も面白かった。 エササニ星人て…(笑)。 巻末の年表も素晴らしいです。
書店に並ぶ自己啓発本のタイトルに、白い目で見ていた私のような人間にはぴったりの本だった。とても読みやすい。アメリカ史としてもとても面白いし、タイトル通り、自己啓発と共にアメリカという国は歩んできたんだとよく分かる。もう、これを読んで自己啓発された気にもなる分かりやすさも魅力のひとつ。アメリカに対する...続きを読む理解を含める、自己啓発本の偏見を解いてくれるという意味でも、タイトルがダブルミーニング的な読後感もあり、とても優れた批評本だと思った。
アメリカ、日本で人気の自己啓発本。その歴史と進化。カテゴリー別に解説する。 筆者は米文学が専門。ムック本のような軽いノリの本のイメージで本書を手に取ったが、内容は至って真面目。アメリカと日本の思わぬ共通の国民性と言えるのが興味深い。 非常に良く出来た1冊。
目次と年表だけ見た印象 近年、電車の戸袋広告とか、SNSとかに、こういうの増えたなぁと思っていて、ガッテンできたものを、いろんなものからパッチワークのように寄せ集めて自分の価値観を作って来た…つもりだった。 こうやって分析が与えられると、例えば、無意識への注目は1920年代だといった、流行り廃り...続きを読むや後代への影響を俯瞰できる。 スッキリするというか、なんとなく自分の中に付けていた収まりを破壊されそうというか。自分は何系に影響された度合いが強い、とかわかるのかも。 読み込んでからまた書きます。
アメリカ文学学者の自己啓発書解説書と書評で知り読んでみた。 この手の学術書は、新書とは逆の意味で書名負けで面白くない本もあるが、面白いし、きちんと調べられており、著者ならではの考えもわかり、視野が広がったと思う。 コーチングなど、そう言われると自己啓発書だなというような気づきも多く、某ベストセラ...続きを読むーがリストラの選別品というような驚きのエピソードもあった。 研究者ならではの視点がいい方にアクセントになっていると感じられた、自己啓発中毒者や胡散臭いと思っている人、両方にオススメの一冊。
自己啓発本は嫌いではない。むしろ、読んだ数からすると、好きと認定されるはず。 自己啓発本が好きだと公言することに後ろめたさを感じてきた。この本でその理由がわかった気がする。 著者による自己啓発本の分類、案内によって、頭の中が整理された。もうこれ以上、自己啓発本を読む必要がなくなったと思ったのは、読直...続きを読む後だけ。 翌日にはやたらと自己啓発本を読みたくなっていた。思った以上に自己啓発本が好きなんだな、きっと。
そんなつもりはなかったのだが、自分はこんなに自己啓発本にはまって読んでいたのか!!と気がついた。そしてこの本を読んで笑ったり怒ったりしているうちに、なぜ私がこんなに自己啓発本を読んでいたのか、が納得できるようになっていった。
自己啓発本の学術書(?)みたいだが 程よくくだけた文体で書かれているため読みやすい 有名な自己啓発本の紹介も分かりやすい 『「すべては運命だから受け容れなさい」という教え(宗教)に反発した人々の”工夫”が自己啓発の根源であり、自己啓発の本質は革新主義的(模範的態度や積極的思考で未来を切り開け!)な...続きを読むのだ』 と自分は解釈した 本書では始まりから今に至るまでの様々な自己啓発本が紹介されており、自己啓発本入門として最適な一冊ではないだろうか
知的エリートや読書家からは低く見られがちな自己啓発本。だが世の中のサラリーマンによく読まれ、ベストセラーも多数存在する。 私も自己啓発本とされる本を何冊も読んだが、けっこう面白かった。中には名著というべきものもある。 その自己啓発本のルーツは、18世紀末のアメリカにあるという。建国の父フランクリンの...続きを読む自伝がそれにあたり、自助努力の大切さを訴える、「自助努力系自己啓発本」は、その後連綿と続く。『7つの習慣』はその系譜につらなる。 もう一つ大きな流れがあり、『引き寄せ系自己啓発本』と呼ばれる。ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』が原点。その肝は、「人間が心の中で願う事は、全て実現する」と言う考え方であり、「引き寄せの法則」と呼ばれる。 自分はほとんど引き寄せ系は読まず、なんなら少しバカにしてたのだが、著者によれば「自助努力系と引き寄せ系は一見別物に見えるが、共通点はある」そうだ。それほ、「世界を変えるのではなく、自分を変える」ということ。「自分自身(インサイド)を変えることで、世界(アウト)を変える」と言う考え方は、自己啓発思想史の中では「インサイド・アウト」と呼ばれている。自己啓発本は等しくこの考え方によっているといえる。 ポジティブ・シンキングとかもそう。行き過ぎたコジティブさはちょっとうざいが、実のところ、より良い人生を送るには、ある程度必要な考え方だ。 本書は他にも「父から息子への手紙」系、日めくり式、スポーツ界の自己啓発本、残念な「トホホ系」など分類して、多数の自己啓発本を紹介してくれる。 巻末の年表を眺めると、ベストセラーが並んでおり、自己啓発本が世間でも出版業界でも、大きな存在感を示していることがよく分かる
「学問のススメ」は日本の最初期自己啓発書 カテゴライズして流れを見るって面白い。 無宗教になればなるほど、自己啓発書が売れる気がする。 努力系と引き寄せ系の中間はなんだろ。松岡修造か?
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アメリカは自己啓発本でできている
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尾崎俊介
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