ハリケーンの季節

ハリケーンの季節

小説・文芸
3,410円 (税込)

17pt

4.3

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とある村で、〈魔女〉の死体が見つかる。彼女は村の女たちに薬草を処方し、堕胎もしてやっていた。彼女を殺したのは一体誰か--。暴力と貧困がはびこる現代メキシコの田舎を舞台に狂気と悲哀を描き、名だたる文学賞候補となった西語圏文壇新星による傑作長篇

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    早川書房
  • タイトル
    :
    ハリケーンの季節
  • タイトルID
    :
    1489072
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ハリケーンの季節 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    魔女殺し の真相。
    と言ってもミステリーの範疇に収まらない。
    メキシコのある村を覆う絶望。
    そこで暮らす人々には日常だとしても、かなりヘヴィな日常。諦念。
    胃にずっしりくる。

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    とにかく文章から押し寄せる情報量と熱量がすさまじいのと、改行も会話のカギカッコもなくすべて地の文に含まれているので、読んでいる途中で混乱して読むのにすごい苦労した。
    読んでいる間中、村を覆う熱波や饐えた臭いや鬱々とした閉塞感がずーっとまとわりついて、読み終わった後の解放感足るや凄いものがあった。

    メキシコについては恥ずかしながら知識はほぼなくて、治安がとっても悪いという印象だけで読んでいたので、内容が正しく理解できたかといわれると多分ほとんど理解してないんだろうなと思う。
    ただ、解らないながらも、なんか物凄いもの読んだ…という印象はめっちゃ強い。
    根っこの部分があまりにも異なる国の話なので、そもそもが理解できるとは思えないんだけれど、でもせめてもう少しメキシコについて勉強しなおしてから再読したい。

    訳者あとがきで、この本が都市部で使われているスペイン語ではなく、ベラクルスの方言で書かれていると知って、原語で読んだら今以上に圧倒されるんだろうなぁと思うと、日本語でしか読めないもどかしさを感じずにはいられない。
    とはいえ翻訳者さんが訳してくれなかったら読むことすらできないわけで、本当に感謝感謝です。

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    少年たちが用水路で「魔女」と呼ばれている人物の腐乱死体を発見するところから物語が始まるので、この「魔女」の人生が語られるのかと思ったらそうではなかった。
    簡単に言えば殺人までの過程を様々な人物の目からたどる小説。
    ジェンダーや性的少数者への差別、貧困、虐待、薬物依存などが当たり前の貧しい村で、それぞれの人物が何を感じ、どう生きているのか。そこには選択肢なんて初めからない。学校もろくに行かないし、幼いうちから性的な話題や行為に晒されていて、自分が虐待されていることすら気づかない。
    はっきりとは語られないが、人種も多様で、その中での差別もある。
    物語の構成、語り口が素晴らしく、実に才能のある作家だと思った。
    しかし、描かれている世界が(実際に世界のあちこちにこういう場所があるのだろうが)救いがなく、読んでいて挫けそうになった。
    特に継父から性的虐待を受けて妊娠中したノルマの話が辛すぎる。これを読むと性的虐待した親がなぜ「恋愛だった」「相手も望んでいた」と主張するのかがよくわかった。子どもの孤独や不安につけこむ。子どもは親に愛されたい一心で、過剰なハグやキスを「おかしいな」と思いながらも受け入れる。こういうことをする親はあまりにナチュラルに相手の弱みにつけ込んでいて、相手の子どもに疑いを抱かせにくい。飴と鞭でたくみに子どもを支配し、逃げられない状態にする。

    全ての登場人物が皆貧しさゆえの不幸を背負っている。しかしみんなが貧しいのでそのことに気づかない。
    全てが絡まって魔女は殺される。警察は殺しに関わった若者を逮捕するが、それで解決するわけではなく、こういったことはまた繰り返されるのである。

    多分原文はもっと混沌としていて読みにくいのだろうが、翻訳のおかげで読み通すことができた。
    注目の作家だが、読むのは精神的に辛いので、覚悟は必要。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    メキシコの架空の村で起こった殺人事件を章ごとに一人の人物の視点から語っていくが、台詞も地の文もまぜこぜに改行なしで進んでいくかなり独特な構成。
    しかも貧困、暴力、迷信、差別と思いつく限りのこの世の醜悪な部分が詰め込まれているので文量のわりに読みごたえはかなりヘビー。
    これをよく翻訳して読み応えあるものにしあげたな、と思う。

    0
    2024年03月17日

ハリケーンの季節 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    早川書房
  • タイトル
    :
    ハリケーンの季節
  • タイトルID
    :
    1489072
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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