フェルナンダメルチョールの作品一覧

「フェルナンダメルチョール」の「ハリケーンの季節」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ハリケーンの季節
    4.3
    1巻3,410円 (税込)
    とある村で、〈魔女〉の死体が見つかる。彼女は村の女たちに薬草を処方し、堕胎もしてやっていた。彼女を殺したのは一体誰か--。暴力と貧困がはびこる現代メキシコの田舎を舞台に狂気と悲哀を描き、名だたる文学賞候補となった西語圏文壇新星による傑作長篇

ユーザーレビュー

  • ハリケーンの季節

    Posted by ブクログ

    魔女殺し の真相。
    と言ってもミステリーの範疇に収まらない。
    メキシコのある村を覆う絶望。
    そこで暮らす人々には日常だとしても、かなりヘヴィな日常。諦念。
    胃にずっしりくる。

    0
    2024年04月07日
  • ハリケーンの季節

    Posted by ブクログ

    とにかく文章から押し寄せる情報量と熱量がすさまじいのと、改行も会話のカギカッコもなくすべて地の文に含まれているので、読んでいる途中で混乱して読むのにすごい苦労した。
    読んでいる間中、村を覆う熱波や饐えた臭いや鬱々とした閉塞感がずーっとまとわりついて、読み終わった後の解放感足るや凄いものがあった。

    メキシコについては恥ずかしながら知識はほぼなくて、治安がとっても悪いという印象だけで読んでいたので、内容が正しく理解できたかといわれると多分ほとんど理解してないんだろうなと思う。
    ただ、解らないながらも、なんか物凄いもの読んだ…という印象はめっちゃ強い。
    根っこの部分があまりにも異なる国の話なので、

    0
    2026年02月18日
  • ハリケーンの季節

    Posted by ブクログ

    少年たちが用水路で「魔女」と呼ばれている人物の腐乱死体を発見するところから物語が始まるので、この「魔女」の人生が語られるのかと思ったらそうではなかった。
    簡単に言えば殺人までの過程を様々な人物の目からたどる小説。
    ジェンダーや性的少数者への差別、貧困、虐待、薬物依存などが当たり前の貧しい村で、それぞれの人物が何を感じ、どう生きているのか。そこには選択肢なんて初めからない。学校もろくに行かないし、幼いうちから性的な話題や行為に晒されていて、自分が虐待されていることすら気づかない。
    はっきりとは語られないが、人種も多様で、その中での差別もある。
    物語の構成、語り口が素晴らしく、実に才能のある作家だ

    0
    2024年09月16日
  • ハリケーンの季節

    Posted by ブクログ

    メキシコの架空の村で起こった殺人事件を章ごとに一人の人物の視点から語っていくが、台詞も地の文もまぜこぜに改行なしで進んでいくかなり独特な構成。
    しかも貧困、暴力、迷信、差別と思いつく限りのこの世の醜悪な部分が詰め込まれているので文量のわりに読みごたえはかなりヘビー。
    これをよく翻訳して読み応えあるものにしあげたな、と思う。

    0
    2024年03月17日

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