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2030年、あなたの仕事はなくなるかもしれない。行く手を阻むのは、テクノロジーの発展ではなく「あなたの上司」だ。トーク力や根回しで出世してきた「クソ上司」が生成AIを駆使して好き放題。そんな恐ろしい未来が間もなくやってくる。 ●「仕事消滅」を免れる職種とは? ●トヨタはテスラのスマートカーに勝てるのか? ●日本経済の起爆剤になるのは何か? 「未来予測のプロ」が、ビジネス・投資・働き方に直結する新しい視点を提示する。
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Posted by ブクログ
なかなかに刺激的なタイトルで、 思わず手に取りましたが、 中身を刺激的かつ説得力のある内容でした。 予想される近未来、といっても、 これが書かれたのは2年前だから、 そこからまた色々と変わってるでしょうね。 日本は太刀打ちできるのでしょうか…
『ターミネーター』の様にAIが戦争を起こす様な未来では無く経済的な面からみたディストピア。 トヨタ自動車というか日本の車事業においては残念ながら予想が当たりそうだ。テスラ社がボイコットされても中国が伸びるというオチになりそう。日本の現状を見るに気分が暗澹としてくる。 上司云々も全員が生成AIに熟知す...続きを読むるとホワイトカラーにおいては個人の独自性を発揮するのは優秀な人であり却って格差が広がるだろう。
経営コンサルタントの著者が、AIによる社会や企業への影響について述べた本。かなり核心をついた意見が述べられているように思う。ただし、知っていたことが多く、新たな情報は少なかった。 「現在、最先端とされているコンセプトの自動車はSDV(Software Defeined Vehicle)といって、...続きを読む購入後も新しいソフトウェアをダウンロードして自動車の性能を常にアップデートしていくことができます。そのSDVでトヨタは出遅れ、最大のライバルとなるテスラに10年差をつけられているのです」p4 「日本は既に家電王国から凋落し、パソコンメーカーが軒並み赤字に転落してきました。その次に来るのが「自動車王国日本の落日」です」p5 「AIによって、いいひとは今まで以上に搾取されるようになり、嫌なひとたちがAIの力で弱者を支配するようになる」p9 「(SDV車)①新しいソフトウェアをダウンロードするたびに自動車の性能が向上する、②走行中の車の運転データをビッグデータとして吸い上げることができる。そのデータを、たとえば自動運転のAIの機械学習に活用することでAIがますます賢くなる、③同じく吸い上げたビッグデータは、次世代の新型車開発に活用される。具体的には部品性能の見直し、走行性能のハードウェア的な向上、そしてコストダウンへと活かされるというものです」p156 『多数の部品メーカーとのすり合わせが発生するガソリン車と違い、EV車と新興メーカーという組み合わせは、SDV化には都合がいい組み合わせです。中でも、SDVの仕組みを内蔵せずにエヌビディアから購入している新興中国メーカーのNIOやシャオペン(小鵬汽車)ではBYD以上にSDV化が進んでいるようです」p169 「(EV車は部品交換が少ない)テスラの場合、減速はアクセルを緩めることでできる回生ブレーキが搭載されているため、ブレーキペダルを踏むことがほとんどなく、ブレーキパッドが減らないのです。当然ですが、オイル交換やエンジン整備は発生しません。結局、部品交換で儲けることも難しいのです」p182 「最近ではAIボットと結婚した女性が話題になりました」p245
『THE21』という雑誌の懸賞でもらった本。帯には「AIによる不都合な近未来を予言する」とある。最後まで読むとタイトルの意味がわかるが、それよりもブルシットジョブ件が印象に残った。 「ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)を武器に、自らの地位を守ろうとする日本人経営者の存在は、短期的には多くの日...続きを読む本人の生活を守るかもしれませんが、長期的に見ればそのことによって私たちの国の経済は世界の限界地として沈んでいくことになるのです(p152)」 「日本企業が喫緊に取り組むべきは、ブルシップジョブの撲滅という本当の意味の「働き方改革」ではないでしょうか(p152)」
AIクソ上司に関する記述は最終章にあるが、ほとんどはAIが与える経済への影響だった。確かにAIは経済を変えると思う。仕事が無くなるかはわからないけど、仕事のスピードは確実に上がる。
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「AIクソ上司」の脅威 2030年、日本企業の序列がひっくり返る
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鈴木貴博
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