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1974年の超能力ブームに始まり、ユリ・ゲラー、ネッシーや雪男、80年代から90年代にかけてのノストラダムス、矢追純一のUFO、心霊写真、霊能力者・宜保愛子、そして2000年代のスピリチュアル・ブーム……。
1958年の「テレビ放送基準」以来、「迷信は肯定的に取り扱わない」と定めているにもかかわらず、なぜオカルト番組は熱狂的な支持とバッシングの渦のなか続いていたのか。
「謎」や「ロマン」を打ち出し、視聴者が半信半疑で楽しむエンターテインメントとしてオカルト番組が隆盛を極めたことを掘り起こす。そして、スピリチュアル番組へと移行して「感動」や「奇跡」の物語へと回収されることで、オカルトの内実(真偽)が問われ、終焉へと至った歴史的なプロセスを明らかにする。
Posted by ブクログ 2019年08月21日
博士論文として書かれたものなので、引用や注、括弧付きの文章がかなり読みづらい。この著書のほとんどすべてが、日本のオカルト番組の歴史について書かれていて、著者のいう「オカルト番組の終焉」についてはちょっぴり。何だか尻つぼみ。最後まで読んでも、オカルト番組が消えたのかどうかはわからなくて、何が言いたいの...続きを読む
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