冬の巨人

冬の巨人

550円 (税込)

2pt

4.2

終わりのない冬、果てのない凍土の只中を、休むことなく歩き続ける異形の巨人“ミール”。その背に造り上げられた都市は、人々の暮らす世界そのものだった。都市の片隅に住む貧しい少年オーリャは、神学院教授ディエーニンの助手として、地上から、そして空からこの“世界”の在り方を垣間見、そこで光り輝く少女と出会う。“世界の外”から訪れた不思議な少女は、老い果てた都市になにをもたらすのか。そして、千年の歩みの果てに巨人がたどり着くところとは――奇才・古橋秀之が描く異世界ファンタジー。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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冬の巨人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    SF好き、ファンタジー好きにオススメ!
    むしろ小説にうるさい人にも読んでもらいたいです。


    世界観やストーリー、今までになかったわけではないし、そこまで画期的に斬新というわけではなくむしろベター。

    しかし、だからこその王道めいたおもしろさがあります。

    純粋に引き込まれるし、設定や世界観を全く無

    0
    2009年12月08日

    Posted by ブクログ

    異国情緒に溢れた寓話的作品。
    しみじみと残る後味、主人公以下登場人物それぞれの生き様が胸を打ちます。

    そして猫!
    猫はいいねえ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    画竜点睛を欠く、それに尽きる。題材も人物も魅力的であり描写も空気感がよく出ている。千年かけて常冬の凍土の果てを目指す巨人と、その背中に都市を築き暮らす人々なんて、ジブリを彷彿とさせてとても心が躍る。しかしその良質なファンタジーが、突然ご都合主義的に理由不明の大団円となってしまうのだ。これは大きな問題

    0
    2010年11月27日

    Posted by ブクログ

    終わらない冬、晴れることの無い雪雲、凍る大地。
    人間たちの「世界」を背負って歩く巨人“ミール”に住む少年・オーリャは雲よりも高い空の上で、一人の少女と出会う。
    最後の最後に起こる奇跡に、ただただ感動。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    世界の終わり、科学と宗教の対立、選民と下層民の二分化、ありがちなテーマであるが、最後にうまくまとめて、かる〜く読めた。

    0
    2015年01月11日

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