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経済学を学び始めると、主流派の経済学が正しいと教えられる。だが、経済(思想)史をひもとくと、必ずしもそれは正しくない。いつの時代も「正統」と「異端」のせめぎ合いがあり、その中から新しい学問が立ち上がってくることがわかる。ミクロもマクロも豊富になった経済学のカリキュラムにおいて、基礎を固め、歴史と現在を切り結び、未来を透徹する経済学の泰斗をめざす人のための本格的な入門書。発行:夕日書房、発売:光文社
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Posted by ブクログ 2024年03月24日
「正統と異端のせめぎ合いのなかなら革新(イノベーション)が生まれる」というコンセプトを軸に、経済学の歴史を読み解く。具体的には、アルフレッド・マーシャル、アダム・スミス、ジョン・スチュアート・ミル、ジョン・メイナード・ケインズ、ヨーゼフ・アイロス・シュンペーターという5人の経済学者が取り上げられる。...続きを読む 取り上げられた5人の経済学の巨人たちの経済に対する考え方や思想、それぞれのせめぎ合いによる経済学の発展のダイナミズムについて理解が深まった。特に、ジョン・スチュアート・ミルの「漸進主義」的な思想に共感と興味を覚えた。
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