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Posted by ブクログ
自分は、久米宏最後のラジオ番組「久米宏のラジオなんですけど」をほぼ全て聴いた。何度も聴き直すものではないし、どんなコーナーがあったかほとんど忘れているし、ゲストを10人思い出せと言われてもまず無理だ。そんなリスナーだったが、本書に書かれていることは、なぜか知っていることばかりだった。15年続いた番組で久米宏が話したことは、知らず知らずのうちに、自分の記憶に植え付けられていたのだと思う。
ただし、こうやって活字にならなければ、自分が久米宏のことをかなり知っているという事実は浮き彫りにならなかった。本書があることで、リスナーであったことの証明になり、その客観的証拠になった。
おそらく、久米宏は「ラジオなんですけど」で、もっと多くのことを話している。多くの久米宏らしいテクニック、演出、エンターテイメントを受け取っている。
それらが、少しでも自分の中に残っていたと気づかせてくれたのが本書である。久米宏の番組を少しでも見たり聴いたりしたことがある人なら、本書によって自分の中に埋め込まれた久米宏を感じることができるんじゃないかな、と私は思う。
Posted by ブクログ
ザ・ベストテンでの「操作しないランキング」や、ニュースステーションでのニュースのショー化、政権政党である自民党への批判など、明言はされていなくとも、「これで本当に間違っていないのだろうか」という不安を抱くことがあったのではないかと思います。それを確固たる意思で乗り越えてこられたのだと感じました。
また、ラジオとテレビの違いについても書かれていました。ラジオには想像力が必要ですが、テレビは眺めているだけでも楽しめます。現在はそこにネットが加わっています。ネットもテレビと同様に眺めるだけで楽しむことができますが、一歩踏み出せば自分から発信する楽しみもあります。そのことに気づき、考えを整理することができました。
Posted by ブクログ
主に1970年代から2000年代のラジオやテレビの華やかな時代がよみがえる。懐かしい。
当時の作り手の意図やこだわった信念、そして苦労が書かれている。
『ニュースステーション』が始まった時、ニュースの内容がわかったように感じた。
『ぴったしカン・カン』や『ザ・ベストテン』の司会者がニュース番組を行うということで注目していただけだけど。
自分の教養や知識としてニュース番組を見るのではなく、エンターテイメントだったんだな。
3Kという名称があったことは、本書を読むまで知らなかたっが、久米さんのほかに小宮さん・小林さんという出演者の役割もわかりやすかった。脇をかためる、若林さん・立松さん・松本さん・安藤さんもよかった(懐かしい)。
今もテレビ等の作り手はいろんなことを考えて試行錯誤しているんでしょうね。王道を行くのも、ゲリラのように作るのも、両方あってこそなんでしょう。
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