ヒトラーはなぜ戦争を始めることができたのか――民主主義国の誤算

ヒトラーはなぜ戦争を始めることができたのか――民主主義国の誤算

《 民主主義の危機から、戦争は現れる 》

格差、移民、差別、陰謀論……分断社会に解決策を示せないリベラル諸国。
渦巻く不安と不信、露わになるナチズムの脅威。
アメリカを代表する歴史家が描く、緊迫の第二次大戦前夜。

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「他国が脅威として現れたとき、民主主義はどう対応すればいいのか」
「自国のリーダーが無謀で危険、あるいは無能とわかったとき、私たちはどう行動すべきか」

平和を望む民意を背景に、ヒトラーに譲歩を重ねる英首相チェンバレン。
ナチの脅威を一人訴え続けるチャーチル。
孤立主義の立場から機を窺う米大統領ローズヴェルト。
国内で粛清の嵐を吹き荒らすソ連のスターリン。

様々な思惑が交錯しながら、世界は戦争への道を進んでいく──。

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アメリカを代表する歴史家が、1930年代から40年代初頭における民主主義の危機と覚醒を鮮やかに描く。
〈 『ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか──民主主義が死ぬ日』続編 〉

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【目次】
■主な登場人物
■プロローグ……民主主義の危機

〈 PARTI・危機 〉
■1……首相の野望──「生存圏」の拡大
■2……グライヴィッツ市で何があったのか──ポーランド侵攻のきっかけ
■3……「同罪」──赤軍将校の命運
■4……「計画は模索中」──チャーチル、チェンバレン、ローズヴェルト
■5……「王は、ここでは理解していらっしゃる」──スキャンダル
■6……「将来がとても心配だ」──イギリス空軍戦闘機、スピットファイア
■7……鉄格子をこすり続ける──移民受け入れ

〈 PARTII・ミュンヘン 〉
■8……「これだ、私が求めていたのは!」──将官たちの企て
■9……「この危険という茨のなかから」──ミュンヘン会談
■10……銃口を突きつけられて──民主主義の苦難
■11……「不和の種を蒔く」──分断と差別

〈 PARTIII・戦争 〉
■12……「国民のみなさんに申し上げねばなりません......」──宣戦布告
■13……「これがプロイセンの将校か!」──指導者への抵抗
■14……「力を合わせて、ともに進もうではありませんか」──就任演説

■エピローグ……「始まりの終わり」──大西洋憲章

■訳者あとがき
■参考文献
■主な出来事

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ヒトラーはなぜ戦争を始めることができたのか――民主主義国の誤算 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年12月21日

    大戦前の欧州についてよくわかる本です。ヒトラーだけでなく、チャーチルなど対相手についてもわかり国内外の圧力が彼を仕立て上げたのでしょう。

    0

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