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Posted by ブクログ 2015年08月03日
二児の親として、読んでいて暗澹とした気分になった。もちろん児童相談所の中には使命感をもって仕事されている方も多いのだろうが、本書にもあったように、一地方公務員という立場や仕組みに限界がある。児童虐待は明らかな犯罪なのだから、対応する人は警察と同じ権限を持ち、児童心理学にも精通した専門職として名誉と重...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月05日
目次がいい感じだったので購入したが、予想以上の良書だった。
「はじめに」で一般的な「加害者批判」「児相批判」「公務員批判」を想起させているが、その後の展開でそれを覆していくだけでなく、報道では伝わらない非常に細かい、だけど重要な問題点にも的確に言及している。
特に重要なのは、「虐待の連鎖」とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月15日
児童虐待の当事者、そして取り巻く人びとをインタビュー形式で描きます。特に堅苦しいデータはなく、本人の気持ちがさしはさまれる文章。寒々しく、そして厳しい現状がストレートに伝わってきます。今月(11月)はオレンジリボンの月だから、読んでみました。生きられる子が、子どもらしく生きられる社会に少しでも近づい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月27日
サクサク読み進められた。ただ、虐待を巡る事実を生々しく取材を通して描いているのでぐっと苦しくなってしまう方はいるかもしれない。
面白いなぁと感じたのは加害者(虐待した本人)から焦点を当てていくこと。筆者が加害者の裁判から児童虐待について触れていくのが興味深い。(被害者主体の話は1番最後に少しある程...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月02日
チェック項目14箇所。児童虐待っていったいなんだろう、なぜ子どもたちは無残に殺されつづけ、なぜ救いの手は一向に差し伸べられないのであろうか、我が子を傷つけ、放置し、平然と見殺しにする親の心に、いったい何が起きているのだろうか。ここ数年、児童虐待の急増は大きな社会問題となっている、反面その数が多すぎて...続きを読む
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