スクラムの拡張による組織づくり──複数のスクラムチームをScrum@Scaleで運用する

スクラムの拡張による組織づくり──複数のスクラムチームをScrum@Scaleで運用する

2,860円 (税込)

14pt

4.1

【チームの増加により発生するコミュニケーションコスト。その爆発的増大にいかに立ち向かうか】
スクラムは、今や数多くの現場で活用されています。しかし、スクラムは少人数での開発を想定しており、大規模開発で実践する際にさまざまな問題が発生します。そこで、大規模開発でスクラムを行うための手法がいくつか提唱されています。本書はその中の一つであるScrum@Scaleを解説する書籍です。Scrum@Scaleは、スクラム提唱者の一人であるJeff Sutherland博士によって作られました。
本書は、筆者が所属しているチームにScrum@Scaleを実際に導入した知見をもとにしています。Scrum@Scaleをどのように日々の開発に取り入れるのか、導入事例を交えながら具体的に解説します。


■こんな方におすすめ
・規模の大きな組織にスクラムを取り入れたいと考えているマネージャーや経営者
・ソフトウェア開発の組織設計に関わるマネージャーや経営者
・大規模スクラムの実践例を知りたいスクラム実践者


■目次
●第1章:スクラムのスケーリングと大規模の難しさ
スクラムをスケールするとはどういうことか
さまざまなスケーリングスクラムのやり方
大規模スクラムの導入と組織文化
まとめ
●第2章:スクラムのおさらい
スクラムとは
スクラムにおける3つの作成物
スクラムチーム
スクラムにおける5つのイベント
まとめ
●第3章:とあるチームのScrum@Scaleでの1スプリント
チームの紹介
とあるチームのデイリースクラム
さまざまなデイリースクラム
プロダクトオーナーの活動
まとめ
●第4章:スクラムマスターサイクルとプロダクトオーナーサイクル
Scrum@Scaleの特徴
スクラムマスターサイクル
プロダクトオーナーサイクル
まとめ
●第5章:Scrum@Scaleを形成する12のコンポーネント
習熟度を確認するために12のコンポーネントを使う
最初に行うコンポーネント
スクラムマスターサイクルのコンポーネント
プロダクトオーナーサイクルのコンポーネント
共通のコンポーネント
まとめ
●第6章:現場へどのように導入していくか
ステップ0:機能しているスクラムチームを作る
ステップ1:SoSを立ち上げる
ステップ2:メタスクラムを立ち上げる
ステップ3:改善サイクルを回す
まとめ
●第7章:Scrum@Scaleで運用される現場 ──チャットサービスの開発現場の場合
なぜScrum@Scaleを選択したのか
Scrum@Scaleの組織構造とイベントの運用
Scrum@Scaleのイベント
組織構造の変遷
12のコンポーネントの自己採点と変革バックログ
まとめ



■著者プロフィール
粕谷大輔(かすやだいすけ):Chatwork株式会社 エンジニアリングマネージャー。SIer、ソーシャルゲーム開発でのエンジニア業務、サーバー監視ツール開発のディレクターを経て、2021年より現職。Scrum@Scaleを実践しながら開発組織の整備、会社全体のアジャイル化を推進している。

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スクラムの拡張による組織づくり──複数のスクラムチームをScrum@Scaleで運用する のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    以前、スクラム開発を採用していたプロジェクトチームの規模(人数)が大きくなってきたとき、Scrum@Scale導入の話が上がってきました。その時に本書を購入。

    Scrum@Scaleがどういうものかという説明は当然として、実際の導入事例が紹介されているので、Scrum@Scale導入時にとても参考

    0
    2024年07月25日

    Posted by ブクログ

    スクラムは実践している、けれども大規模アジャイルについてはよくわからないー。私自身がそうだが、そういった人がscrum@scaleについて概要をおさえるのにうってつけの一冊。
    オーソドックスなスクラムを起点に各コンポーネントの解説がなされ、実際に著者が行っている実践例まで紹介されるため、かなりとっつ

    0
    2023年08月25日

    Posted by ブクログ

    スクラムを拡張するとそうなるのか〜というのはシンプルに学びでした。コミュニケーションパスの設計が要だという感想です

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    大規模スクラムの中でも、特にScrum@Scaleに主眼を置いた一冊。
    その他の手法にも触れつつ、どういった部分に主眼を置いているのか、異なるのかといった部分が紹介されていてよかった。

    著者が実際に組織に導入した例などにも触れつつ、構成する各コンポーネントの働きや協働する内容が説明されており、実際

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    自社でやろうとしていることのヒントになるかも、という思いもあり手に取った。

    具体的にはScrum@Scale そのものをやりたいわけでは無いのだけど「自律して動けるよくできたチーム」を単位として組織のパラダイムを変化させていこうと考えており、考慮すべき点の参考になった。

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    スケーリングアジャイルに関する日本語文書では最高の読みやすさと内容。これからは薄っぺらくて読みにくいLeSSよりこちらを紹介すると思う。

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    LeSS:プロダクトバックログは一つ、プロダクトオーナーも1人。スプリントバックログはチームの数だけ必要。
    Scrum@Scale:開発現場のHowの部分を担うスクラムマスターサイクル+Whatの部分を担うプロダクトオーナーサイクル
     スクラムマスターサイクルは、開発チームが複数で連携するためのやり

    0
    2024年04月05日

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