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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ノーベル賞(自然科学)は科学の入口! リチウム電池、ワクチン、血液型…私達の便利はノーベル賞のおかげ? 身近なノーベル賞をマンガと図鑑で楽しく読める科学読本。 意外と知らない身の回りのノーベル賞! 総ルビ付で小学校低学年から読める!
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Posted by ブクログ
ちょうどこの本を読み終える前日に,2025年のノーベル生理学・医学賞に,大阪大学の坂口志文先生を含む3人が選出されたという,タイムリーなニュースが飛び込んできて,大変喜ばしく,高揚を覚えた。 日本30例目というキリの良い受賞となるそうだ。 ところで,理系アレルギーであり,天文と医療以外の分野に対...続きを読むしては,ほぼ関心を示すことのない私が,「自然科学に関する本を読む」ということ自体が,そもそも非常に珍しくはあるのだが,子ども向けに書かれている本書であっても,やはり理系・自然科学の分野は難しいなと感じさせられる。 私はその理由が大きく分けて2つあると考えていて,ひとつは専門用語を用いなければ,よい説明ができないこと。 平易な説明に崩すことが,人文系の事象よりも意味のズレを起こしやすく,かつそのズレ幅も大きくなってしまうところにあるのではないかと思う。 つまるところこれは,感覚的な理解が得にくいという難点につながっている。 もうひとつは上述の専門用語も含めて,どうしても情報量が膨大になりやすいこと。 さらには分野の幅が化学・物理・生物・医学と広く,大雑把に言ってしまえば,全てを「人間の活動」と一括りにできてしまう人文系とは違い,比較的それぞれの独自性が高いので,連関して覚えることが難しい点にあるのではないかと思う。 この問題点について,子ども向けに書かれた本書であっても,明確に乗り越えることができているか?というと,残念ながらそこまでには至っていないのではないかとは感じてしまう。 ただ,本書の優れている点として,その自然科学が抱える,分かりにくさ・覚えにくさに対して,漫画形式の物語仕立てにしたことと,内容自体も身近にある物を通して,それに関連するノーベル賞を挙げるという創意工夫がされていることは,しっかりと強調しておかなければならないだろう。 これらの工夫により,歴史と威厳を持つノーベル賞が発している,「凡人には縁遠いもの」といった認識を改めさせてくれて,自然と親しみや好奇心をもって,知への探求へと導く創りになっていたところが,この本を読んで最も気に入ったところであり,良いと感じた理由であると思う。 さて,肝心の内容自体についてだが,月並みではあるものの,ノーベル賞を受賞するような偉大な研究は,何よりもまず不断の努力,地道な積み重ねを継続していくことができるだけの忍耐力に支えられているということと,しかしながら一方では,(継続しているからこそ起きるのが当然ではあるのだが)予期せぬ失敗がもたらした,偶然によるひらめきや発見,運の要素も関わっている事例が多くて,柔軟性や適応力も必要なのだろうなと痛感させられた。 辛抱強く耐えて,突発的なできごとに対しては,素直に受け容れて,何か新しい発見はないだろうかと,常にアンテナを張り巡らせて,瞬時に対応することができる能力。 やはり,成功を勝ち取る人に共通して備わっている資質自体は,人文系においても自然科学の分野においても,そう大きく変わることはないのだなと思う。 また,自然科学の分野においては,もちろん研究によって得られた発見や技術など,"事象の内容それ自体"が重要であるというのは,百も承知ではあるけれども,実は意外なほどに,その成果に至るまでの経緯の中では,人と人とが紡いでいく,継承のドラマというか,バトンの受け渡しのようにつながれていくヒューマンドラマこそが,重要なファクターにもなっているという点に,魅力と感動を覚えた。 いかに自然科学といえども,その知見が必要になるのは,全て,人が"よりよい生"を目指していこうとする歩みがあるからで,その中には,れっきとした人の"想い"だったり,"願い"とでも呼ぶべきようなものが籠められている。 そう考えてみれば,私と同様に理系アレルギーな人にとっては,冒頭で述べたように,とっつきにくさを感じる面も抱えている自然科学ではあるけれども,より気安く,親しみを覚えながら,「楽しい!もっと接してみたい!」という興味関心を高めることはできるのではないかと思う。
自然科学部門のノーベル賞についてマンガで楽しく読める。前半のマンガは詳細説明文を飛ばせば小学校中学年から読める。私たちの身近にノーベル賞を受賞した研究の成果が多数あることが分かり、科学に親しみを持てると思う。登場人物は小学生だが、中高生が読んでも楽しめる内容だと思う。 受賞年が書いてあるが、発見から...続きを読む受賞までのタイムラグについては大人が補足する必要がある。後半の受賞研究一覧は難しいので、大人がピックアップして紹介するか、特に興味を持った子どもに向く。
身近にあるノーベル賞の対象となった発見を知ることができた また、圧倒的にアメリカの受賞が多いことが改めて分かった
身近な生活にもノーベル賞が深く関わってることが分かりました。 子どもが小学生くらいになったら、子どもと一緒にまた読んでみたいなと思いました。
今更ながら、便利に暮らしていけるのは、先人のおかげだという事が身に染みてわかりました。原理は全く分からずとも、享受できるのは、凄いことだなと。 そして、サイクロトロン。「鵼の碑」を読む前に、こっちを先に読んでおけばよかった。
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マンガと図鑑でおもしろい! わかるノーベル賞の本~自然科学部門
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