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金融システムは私たちの経済生活を支えている。しかし、その核となる「銀行」について知られていないことは驚くほど多い。たとえば、「銀行は預金でも貸出でも利益をあげていない」「貸し渋りを受けた中小企業は4%に過ぎない」「ALMという隠れた利益の源がある」といったことである。本書では、メガバンク誕生の歴史や預金・貸出業務の現実から始まり、ALMというしくみ、金融技術、あしたの銀行像までを解説する。そうした銀行に関する正確な知識は、私たちの経済生活の礎となるはずだ。あしたのための「銀行学」を学び、正しい判断力を養える一冊。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年01月31日
銀行に関して超詳しく書かれた本。融資を受ける方法とかいう類いの内容ではなく、あくまで銀行という会社の事情がわかりやすく記されている。おかげで、そのことから相手側の思考回路や求めているが予想できるようになるため、戦略が打てる気がする。合わせて読むべき本として、小山昇の“実践”銀行交渉術 無担保で16億...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月24日
わかりやすくて、鋭い指摘がなされている良書。
(概要)
日本では、海外企業との競争にさらされ、IT化が重要になるなど、
80年代に比べて、中小企業の経営が難しくなってきている。
それにより収益性が悪化しているため、
銀行はなかなか中小企業にお金を貸すことが出来ない。
だから、貸し渋り問題の本...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月25日
銀行業界以外の人が読むことを想定した内容であり、平易な文章にて一気に読める。ざっくりとだが、銀行とはどのようにして収益を上げているのかがよく分かる。俗に言う「図解シリーズ」的な幅広い網羅性は無い分、肝心な部分に絞っているので理解が進む。
でもそこで語られているのは、読み手想定ではない銀行の人たちや...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月20日
民営化騒動の際のマスコミの騒ぎかたは異常だったが、基本はマスコミも民営化を推進する気はなかったんだろう(大蔵省には逆らわない)。ただ人気が出てしまった小泉さんを敵にはまわせず、本筋を避けたということか。避けたかった本筋であろうゆうちょ銀行の問題点や銀行の実態についてちょっと分かったような気がする。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月03日
規制や法律にガチガチに固められ、取引先の中小企業は収益が上がらない。今、銀行に一体どんなイノベーションができるのだろう?なかばあきらめムードが漂っているようにさえ感じてしまいますが・・・。そんな折、この本を発見したので読んでみました。
本書では、日本の銀行を取り巻く環境や、収益が生まれる仕組みな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月19日
日本経済を活性化するには、貸し渋りと銀行を批判する以前に、
中小企業の収益力の低迷(80年代の3分の1)という根本的な問題を解決する必要がある。
事実、「貸し渋り」の対象となっている企業は12~17%にとどまる。
銀行は預金でも貸出でも儲けておらず、銀行の収益の柱はALMという仕組みである。
最...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月06日
マッキンゼーで金融機関の経営改革に長年携わった著者が、銀行(およびその主要顧客である中小企業)の実態について、一般の人々向けにわかりやすい文章で書いている本。
あっという間に読める分量で、かつ著者が考える問題の本質も明確に示しており、満足のいく内容でした。
著者の提言対象は、主に銀行(の収益構造...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月26日
経済を活性化させるためには銀行の存在は必要不可欠だ。
ただ、90年代あたりからバブル崩壊、不良債権問題、サブプライムローン問題などなど金融がらみの危機が相次ぎ、また、銀行の統廃合が繰り返されたり過剰融資や貸し渋りなど、銀行業界は激しい問題や変化にさらされてきた。
銀行や金融業界、金融システムの批...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月17日
来年から銀行員になるので手に取った1冊。
就活でわからなかった銀行の実態がわかりやすくつづられている。
中小企業をめぐる問題、銀行員の学ぶべきこと……、
心に留めておかなければならない内容がいくつも。
筆者の、邦銀や中小企業への愛が伝わってきてよかった。
以下メモ。
・中小企業の利益はバブル以...続きを読む
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