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インド洋の季節風がヒマラヤにぶつかって東アジアに流れ、梅雨前線を形成する。冬にはシベリアの冷気がチベット高原に遮られて東に到来し、日本に大雪を降らせる。モンスーンは日本をはじめ東アジアから南アジアにかけて豊かな自然をもたらし、独自の風土を育んだ。今や「モンスーンアジア」は世界の中心となっている一方で、地球規模の環境危機も招いている。この危機を克服するために、いま私たちは何をすべきか。
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Posted by ブクログ
気候に関する理系的な内容から文化論まで、守備範囲の広い一冊。完成度高し。 インドからヒマラヤ山脈などの地形が東アジアの気候に大きな影響を与えている。地形も含め日本独自の四季についての内容から、広く東アジアの文化論まで奥行の深い一冊、満足度が高い。
西はインドから東は日本までの南アジア、東南アジア、東アジアの地域、これをモンスーン・アジアと呼んでいます。 モンスーン・アジアの自然環境、生態、風土、文化など幅広い話題について書かれていて、国語算数理科社会全部を網羅するような本です。 前半部分が自然環境、後半部分が風土、文化を中心に記述されています...続きを読む。 印象に残ったのは、この地域では1万年くらい前から水田による稲作農業が行われていて、この水田からでてくる水蒸気がこの地域の気候に大きな影響を与えている、ということでした。
特に後半面白い。検証必要な話と事実との切り分けけっこう大変。インドからこっちという地域区分とアジアと。また読む。ベトナムの米買う協定、モンスーンアジアグリッドできないかなあ。モンスーンアジアが温暖化にかなり寄与してるのは多分正しい。日本近代化の検証必要はやれるかなあ。インドのカースト制が多重のセーフ...続きを読むティネットという理解。チャンパ。永久凍土と熱帯雨林。インド亜大陸とチベットヒマラヤで東西非対称。テレコネクション。南方振動。 地理学と気候と。
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モンスーンの世界 日本、アジア、地球の風土の未来可能性
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安成哲三
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