亡霊の地

亡霊の地

3,850円 (税込)

19pt

3.7

ベルリンで同性の恋人を殺した陳天宏は、刑期を終えて台湾の永靖に戻って来る。折しも中元節を迎えていた故郷では、死者の霊も舞い戻る。天宏の6人の姉と兄、両親や近隣の住民。生者と死者が台湾現代史と共に生の苦悩を語る、台湾文学賞、金鼎賞受賞の長篇

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亡霊の地 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    ちょっとこれはヤバいやつを読んでしまったのかもしれない。台湾出身の作者の描く、日本で言えば恐らく昭和後半から現代に至る(と思われる)台湾のとある地方における五女二男の子供とその父親、母親の“家族”とその周囲の人々による数十頁のモノローグが積み重なっていく形式で物語は進んでいく。
    まずとにかく誰一人と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月26日

    陳家七姉弟の今。
    それぞれにそれぞれの問題を抱え、そこに至る過去は腹をわって語りきれず、互いを羨み、妬み、それでいて実は相手への責任を感じながら、言葉にできない幸せを望む。

    家族って切っても切れず、嫌い!と言いながらも手をさしのべあってしまうよな。

    ピーピー口喧嘩を始めた姉妹をみて、
    「泣かない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月28日

    台湾の青年がドイツで殺人の刑期を終えて、故郷の村に帰ってくる所から物語は始まる。折しも中元節で死者の霊が帰ってくる、そこから生者や死者の語りが始まる。それぞれの語りの中から貧困、DV、あらゆる差別等が浮き彫りになる。超自然の手法で、青年の家族の歴史、日本統治やドイツの非人間的な歴史が明るみにでる。凄...続きを読む

    0

亡霊の地 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    424ページ
  • 電子版発売日
    2023年05月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

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