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Posted by ブクログ
格差が広がる世の中、勝ち組は自分自身の努力の結果だと思いこみ、恵まれていた部分の「透明な底上げ」が見えないという。
そのために、恵まれなかった人との間にコミュニケーション不全が起こる。
結果が出なかった人はそれだけ努力しなかったからだと思うのだ。
アメリカでは国全体がそう思う傾向があり、自分もいつかは金持ちになれると思っているという指摘が面白い。
一方、負け組は、勝ち組の運の良さをうらやみ時にはねたむが、自分で「見えない天井」を決めてしまっていることがある…
それは子どもの頃から言われてきたことに縛られて、やる前にあきらめているせいもあるとか。
心が満たされるのには何が必要か。
まずは生きて行くに必要な食べ物、安心感、愛情といったものから社会的承認、そして40過ぎたら内面的な充実感へと成長していくもの。
生きるために働くうちに人間関係の基礎が身に付くはずが、生まれたときから食べる心配がない子どもの置かれた環境が引きこもりの一因。
日本人が何気なく身につけていた自然との一体感が失われたことなど、うなずける指摘も多い。
うつになる人は、してはいけないという気持ちが強い場合もある。
本当になりたい自分になるには、外の価値観に縛られずに内側を見つめること。それは勝ち負けではない。
世の中の移り変わりを示す具体的な資料が多く、わかりやすい。
2006年発行。
作者は1976年慈恵医大卒の医学博士。クリニック経営、大学教授、ライブ活動も。
Posted by ブクログ
考えさせられる。
厳しい競争社会に生きてきたと思っている。学生時代はテストのたびに張り出される科目毎のトップ10にぜんぶ1番にならないとイラついた。
社会に出ても人より早く偉くなって稼いで称賛を受けたがっていた。ずっと走り続けてふと今の自分を振り返ると、貯金も困らないくらいはあり、会社でも役職について随分時間が経った。けれど何かが足りない。人生半ばを過ぎ後は必然の死に向かう折り返し地点は過ぎた。これでよかったのか?自分は何のために生まれて生きてきたのか、幸せなのか。勿論努力家で素敵な妻がおり、私よりもはるかに多い給与も得ていて、経済的に困った事はない。それは幸せだと感じている。
だがしかし、このまま外的なものに作られた幸せで終わるのか、私は何をしたかったのか、何が出来るのか、本当の自分の心にはいつも蓋をして、触れないように生きてきた。周りの言葉だけを表面上で受け止めて満足した気になる。それを幸せだと決める事に終始していただけ。
良いきっかけをくれた本、自分がわからなければまずは動いてみたら良い。ダメでも次に向かえばいい、立ち止まって足元ばかり見てるくらいなら、どちらでも良いから動き出せ。自分にはそんなメッセージに感じた。
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ビジネス・実用
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