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娘と息子を連れ、亡妻との思い出の地である南の島を訪れた小泉健次。彼は、その島にある建設途中のゴルフ場の管理の仕事をすることになっていた。ある日、健次は息子にせがまれて採った貝を貝殻にしようと浜に出ると、出会った老人から“魂抜け”という言葉を聞く。貝から中身が落ちるところは決して見てはいけないのだそうだ。だが、親子三人はその瞬間を偶然目撃してしまう。その日を境に彼らの周りで不思議な出来事が起こり始めた……。第八回日本ホラー小説大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
小泉健二は、娘ルカ(中学生)と息子洋一(小学生)を連れて南の島に来た。 妻は、神戸の震災の時に過労で死んでしまってた。 ここは、亡き妻との思い出の地だった。 この思い出のある南の島で健二は、建築途中であるゴルフ場の管理をする仕事をすることになっていた。 島に来て海に潜ると洋一にせがまれて貝を...続きを読む採ってきた健二。 その貝は、水字貝。 楕円形の本体から周囲にあちらこちから六本の折れ曲がった細長い突起が突き出している。 その貝を貝殻にしようとした時に、島の老人に出会う。 その老人は、”魂抜け”と言葉を教えて、中身に紐を付けて石の錘を利用して中身を取る細工をした。 老人は、貝から中身を落ちる所を決して見てはいけないと言った。 だが健二たち家族は、中身を落ちる瞬間を見てしまった。 翌日、仕事のためにゴルフ場の中にある建築途中のクラブハウスに移り住んだ。 この日を境に健二たち家族三人の周りで不思議な出来事が起こり始める・・・・。 第八回日本ホラー小説大賞受賞作品です。 終わり方は、ちょっと感動的でもあります。 しんみりとした余韻と登場人物のそれぞれの思いを書いた作品です。 どこか日本的なホラーを思わせます。 ホラーらしいホラーと言えるのではないでしょうか? 個人的には満足をした作品です。
第8回日本ホラー小説大賞大賞受賞作品! ゴルフ場跡地の管理の職をえて南の島にやってきた親子3人。島に伝わる"魂抜け"の 儀式を偶然目撃してしまった彼らの周りで不思議な出来事が起こり始める……。 ホラーの領域を更に広げたと言わしめた大傑作、登場!
ホラー小説大賞受賞作にしては、純然たるホラーよりの作品。でも、そのせいか今ひとつ物足りない。すでに絶版扱いで、時代に淘汰されてしまった感は否めない。古本でも手に入らなくなった頃に隠れた名作扱いされるのだろうか。
個人的ホラー特集の一。そろそろ飽きてきたせいもあってか、特に何の感慨も湧き起こらず。作中でも触れらているから意図的に似せられたものだろうけど、だったら別にこれを読まず、”シャイニング”を再読すれば良いじゃん、って気持ちが結局終始拭えないままだった。あと、タイトルからは内容が見えないパターンだけど、読...続きを読むんでみても、結局その必然性は分からんかったし。
震災で妻を無くした小泉健次は娘と息子を連れ、南の島に訪れた。建設が頓挫したゴルフ場の管理をする為に訪れたその地は無き妻との思い出の場所でもあった。 息子にせがまれて取った水字貝の中味を抜き、貝殻にしようと浜に出た健次は、そこで老人から魂抜けの話を聞く。貝から中味が落ちるところを見ると暗い思い出を思い...続きを読む出し、その思い出に食い殺されるから決して見るなと―― だが、3人は偶然にもその瞬間を目撃してしまった。 前半部分は陰気な感じが物凄くします。健次と娘のルカが自虐的なので暗いというか重いですね。 3人がそれぞれに抱える負の部分を出して行くので重苦しい感じで読みづらいというのが本音。でもこの暗さが無いと後半が生きて来ないのも良く判る。暗ければ暗いほどいい感じになるという具合ですね。 “出て”来ますが、それが見えるのは本人だけでは無く、プラスαもあり、また何故出てくるのかという理由は面白いです。こういう設定があったのか!という感じでとっても新鮮でした。 何故こんなタイトルなんだろう、とずっと思いながら読んでましたが、読んでみて納得。直接的では無いけれどこのタイトルは良いです。いい感じにリンクしてます。 個人的にエピローグは蛇足かなと思ったり。
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