人を遺すは上 専属マネージャーがはじめて明かす 野村克也 言葉の深意

小島一貴

●野村克也監督の専属マネージャーがはじめて明かす秘話が満載
●「ノムラ語録」の深意を知り、さらに深く堪能できる
●人を遺した野村克也監督が発する最後のメッセージ

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: スポーツ・アウトドア / スポーツ
• 出版社: 日本実業出版社
• ページ数: 304ページ
• 電子版発売日: 2023年05月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

野村監督が大好きで、これまで何冊もの著書を読んできた。野村監督の人生哲学や物事に対する姿勢など、参考になる点はたくさんある。ただ本作品は、マネージャー視点での野村語録の読み解きということで、今までとは一味違った読書になった。
「努力に即効性はない」1番共感できた言葉だ。野村監督自身、テスト生の身から這い上がった経歴を持っており、その過程において誰よりも努力を積み重ねてきた人であることは周知の通り。毎晩必死にバットを振ったり、血眼になって相手投手のクセを研究したり、結果になるまで気の遠くなるような作業を諦めずやり抜いた人の言葉は重みがある。自分も過去の大学受験で、努力は継続して初めて結果になることを実感した。自分の経験から来る感情と、監督の言葉がリンクしていて、なんだか嬉しい気持ちになりました笑