居酒屋の世界史

居酒屋の世界史

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居酒屋を覗いてみると、ヨーロッパ文明が見えてくる。銀行にして裁判所、売春宿にして病院!?居酒屋がかつて有していた多機能性とは!? なぜ居酒屋は単に酒を飲む場所となったのか。悪への誘惑の場所か、それとも社会の安定装置か。お酒と酔いどれたちをめぐる、ヨーロッパ、イスラム、東アジアの比較文化論。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    770

    下田 淳
    (しもだ じゅん)
    一九六〇年生まれ。青山学院大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。ドイツ・トリーア大学歴史学科退学。博士(歴史学)。現在、宇都宮大学教育学部教授。専攻はドイツ史。著書に、『ドイツ近世の聖性と権力』『歴史学「外」論』(いずれも青木書店)、

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    久々に良書を読んだという感想。

    居酒屋の発展を世界史の中で辿ることによって、貨幣経済がどのようにして農村まで広まったかということを論じる。貨幣がなければ居酒屋というのは成立しづらいし、さらに農村まで居酒屋が広がるには様々な条件が必要だった。ヨーロッパでは酒造りをしていた教会が、宗教改革によって聖俗

    0
    2012年04月11日

    Posted by ブクログ

    無償で提供するのが当たり前だった酒が、貨幣経済とともに農村部に普及していく、そして多機能だったものが棲み分けされていく変遷史です。
    日本においてはこの多機能さが生まれなかったということで、我々が感じる居酒屋というものと、世界での位置づけは全く違うと思ってもいいのかもしれません。
    酒そのものの本ではな

    0
    2011年10月06日

    Posted by ブクログ

    本邦初の居酒屋の世界史ってことだけど、酒場の文化史みたいなので結構ありそうだけどなあ。
    ま、ともあれ酒好きとしてはなかなか興味を引く記述がたっぷりでよろしい。

    0
    2017年12月23日

    Posted by ブクログ

    かつて居酒屋は、単に金銭に替えて酒を飲む場である以上に、社交場であり、娯楽の場であり、商取引の場でもあった。特に、ヨーロッパではそれに加えて、祭り・冠婚葬祭の宴会の場であり、銀行であり、巡礼宿であり、さらには裁判所であり、病院であり(当時、外科手術は「芸」であった!)と、実に多様な機能を持っていた。

    0
    2013年09月01日

    Posted by ブクログ

    主にヨーロッパの歴史上の、著者の定義する居酒屋について書かれている。居酒屋の定義については色々な切り口があるかと思うけれど、大昔から今に至るまで、お酒を飲む人と飲める場所が存在するのですね。

    0
    2013年02月19日

    Posted by ブクログ

    膨大な数の文献から居酒屋という切り口で歴史を紐解くという、ある意味斬新な本。居酒屋の普及には貨幣経済の普及が不可欠、太古の居酒屋が持つ多機能性、宗教と居酒屋等々、かなり色々な観点で切り込んでいる。ただ、引用が多すぎてその「まとめ」的な感は否めなかった。しかし、人間っていうのは酒が本当に好きなんだなと

    0
    2012年02月04日

    Posted by ブクログ

    好きです。テーマがジャストミートです。
    だからこそもっと深めて欲しかった…!「なので多機能性を持ちました/持ちませんでした。終わり」ではなく!

    教会の役割が居酒屋に移ったっていうのは面白かった。協会と居酒屋が繋がってる所があったっていうのも。で、それはどこなんだいっていうところらへんが。

    0
    2011年11月20日

    Posted by ブクログ

    居酒屋の世界史、タイトルも壮大ですが、まさに世界各地の大衆娯楽の世界史でした。
    ヨーロッパから始まる貨幣経済の流れとともに、コミュニケーションの場としての居酒屋が発展した歴史がわかって面白かったです。
    この本を読んで、発展途上国の居酒屋によると、意図せずして、その土地の貨幣経済の浸透度を測ることがで

    0
    2011年10月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    居酒屋の文化と貨幣経済がつながっていることがとても勉強になった。また教会との関係、世界の居酒屋の比較など、面白い切り口で良かったです。
    一点、マイナスとしては同じことが繰り返し書かれていたように感じました。

    0
    2025年06月04日

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