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Posted by ブクログ
青銅色の鐘楼を屋根に頂く大正時代に創設された精神病院。
警視庁特殊犯罪捜査課、海方惣稔(うみかたふさなり)は、連続毒殺事件の予兆を嗅ぎ取り、潜入捜査を始める。
海亀の亀さんこと海方刑事と部下の小湊くんが活躍するシリーズ第2作。
レビューの冒頭で『潜入捜査』とカッコイイことを書きましたが、じつは亀さん、へその手術のついでに暇になったので精神科に転院し、仕事をさぼるため事件をでっち上げ、さらに暇つぶしに小湊くんを呼び寄せただけというユーモアミステリ仕立て。しかしそれが次第に本当に事件に発展して行き...
世界銀行総裁を名乗り病院内通貨を大量発行するおじさんや、神の不在を数学的に解明したという露出狂の男。不眠症で病院から出社し夜な夜な患者たちに営業するセールスマンに、拒食症で小学生のように見える小悪魔女子中学生など、強烈なキャラクターが多数登場。
くだらないギャグやどうでもいいような描写にも伏線があったり、後半の展開などは、さすが泡坂ミステリといった感です。ただ若干事件が小粒な印象と、伏線回収が唐突だったり消化不良な部分もありました。前作『死者の輪舞』のほうが面白かったかなという気はします。
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