親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語

親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語

2,750円 (税込)

13pt

“……でもレニー、僕はあなたを愛してしまったし、
忘れることはできないのです。
あなたは僕にこう言いましたよね。
「誰かと恋に落ちたくはない、なぜならそれは、
自分の人生を変えてしまうから」”(本文より)

ワシントンの図書館で著者が出逢った数百通の手紙。
それは、世界の巨匠レナード・バーンスタインと
知られざるふたりの日本人との心の交歓の記録だった。

カズコ ──日本でおそらく最初の、そしてもっとも熱心なファン。
クニ ──バーンスタインと激しい恋に落ち、その夢の実現に尽力した人物。

マエストロとふたりの日本人とが紡いだ愛の物語を軸に、
冷戦期アメリカの文化戦略、高度成長期日本に花開く音楽文化が描かれる。
感動の音楽ノンフィクションがここに誕生!

レナード・バーンスタイン(1918-1990)は、
ニューヨーク・フィル、ウィーン・フィルなどのタクトをとった指揮者として、
《ウェスト・サイド・ストーリー》《キャンディード》など不滅の名作の数々を生みだした作曲家として、
米ソ冷戦期に反核や平和運動に精力的にとりくんだ行動する音楽家として、
20世紀を代表する芸術家の筆頭にあげられる巨匠。

スティーヴン・スピルバーグがリメイクし大ヒットした
ミュージカル映画『ウェスト・サイド・ストーリー』(2021)や
Netflixが制作し、スピルバーグ、マーティン・スコセッシらが名を連ねる
伝記映画『マエストロ』(2023年春公開予定)などで、
いまなお世界中から注目を集めている。

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親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今読み終わったばかりで、ちょっと落ち着いてから書いたほうがいいかもしれない。

    愛の物語だった。
    和子さんと邦彦さんのお二人の手紙を読むだけで、なんていうのか、自分の内面も波立つ感じがした。特に初期の、情熱がほとばしる感じの手紙に。それだけでも相当な、自分自身の心の動きがあり、若い頃のことは覚えてな

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    面白くて一気に読み終わった。アメリカの巨匠バーンスタインのこと、当時のアメリカの事情とそれがバーンスタインの音楽活動にどう影響を与えていたか、それだけでも十分に興味深かったが、何よりも2人の日本人が、それぞれ全身全霊を込めて書いた手紙からあふれ出す熱量と、人生の成熟に伴う内容の変化、バーンスタインと

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    40年以上バーンスタインにファンレターを送り続けた天野和子。バーンスタインと激しい恋に落ち、数多くのラヴレターを送った橋本邦彦。ふたりが綴った数々の手紙を通して、芸術と愛に生きた巨匠バーンスタインの実像に迫る。

    天野、橋本両氏が生きているうちにこの本が書かれてよかった。とても面白かった。

    0
    2023年07月01日

    Posted by ブクログ

    バーンスタインの人柄、偉大さ、愛の深さ、音楽の素晴らしさ、全てが詰まった本でそれに歴史的背景や2人の日本人との繋がりを描いた作品。久しぶりにノンストップで読み進めてしまい、後半にさしかかるに連れ読み終えるのが惜しくなってしまった。 音楽って、素晴らしい!人って、素晴らしい!

    0
    2023年06月21日

    Posted by ブクログ

    予備知識は皆無。どんな巨匠なのか、何も知らないまま読み始めてしまった。
    でも、それが却って良かったのかもしれない。
    音楽と人間をこよなく愛し、人を愛することと音楽を愛することは私にとって同じことだと言ってのける台詞を読みながら、彼の創る音楽を想像することができたから。

    技術的な巧さや凄さだけではな

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    すごい研究。さすが吉原先生。みんなも読みなさい。2019年に英語で出した本を日本読者向けに書きなおしたそうな。バーンスタインビジネスの姿と、おつきあいのあった男女、そして日本の企業とかの関係の話。

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

    偉大なるバーンスタイン

    指揮をする姿や作品は知っていたが
    私生活について詳しくなかった
    同性愛者であることは
    薄っすら知っていたが
    最近はもう周知の事実になっているということにも驚いた
    (映画も未見)

    膨大な資料の中から
    二人の日本人の書簡が

    まずはあのバーンスタインに
    そんな交流があったこと

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    音楽という高尚な嗜みがない人生を生きてきたので、この、偉大な指揮者のことは知らなかった。
    どれだけ偉大だったのか、2人の日本人や、指揮をふるうことでオーケストラの音楽が変わるとか、そういうところからわかる。
    音楽と人間に対する愛がとても大きな人だったのだな。
    倒れる直前、自身の父親のことで何か深い思

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    バーンスタインのことは殆ど知らずに読み始めた。
    音楽と人を全力で愛したバーンスタイン。核廃絶を強く臨んで、そのための活動もしていた。歌舞伎、能に深く惹かれていたバーンスタイン。
    妻を深く愛し、同時に同性の男性も愛した人。とても人間的な人だったのだと知った。
    バーンスタインが若き音楽家たちに投げかけた

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    レナード・バーンスタインの数々の功績と、通常我々の目に触れることはないであろう、彼への、とてもプライベートな手紙の数々を読むのが面白かった

    バーンスタインと親交が深かった天野と橋本という2人の日本人からの手紙を軸に構成されているのだが、特に橋本の情熱的な手紙は日本語訳を橋本本人が務めたというのだか

    0
    2024年06月01日

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