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●集団的な意思決定を科学する
多様な価値観や意見、情報、選好を持つ人々が集まって集団的な決定をするのは難しい。その難しさを自覚した上で、望ましい決定を導くための工夫や制度について詳しく知ることは、様々な立場のステークホルダーにとって重要だ。本書では、社会的な意見集約と意思決定の科学について詳しく述べる。特に、EBM(科学的根拠に基づいた医療)、EBPM(科学的根拠に基づいた政策決定)、SDM(共同意思決定)、CDM(集団的意思決定)の理論と応用における具体例をふんだんに紹介することで、実感を伴った理解が深まることを目指した。
●医学と経済学の共通点から解決策を導く
医学と経済学という、一見遠く離れた分野の共通点に焦点を合わせているのが本書の特徴。前半部分では、医学博士の宮木幸一が疫学における様々な実践例と理論を通して、EBMとEBPMの重要性、データ解釈や因果推論における落とし穴、相関関係と因果推論、人の認知の本質に関わるバイアスという落とし穴などについて解説。データを得る際にRCT(ランダム化比較試験)を使うことの重要性や、ヒルの因果性判定基準など、具体的な例と対策を紹介する。
後半部分では、経済学博士の郡山幸雄が、集団的意思決定(CDM)の理論について紹介。メカニズム・デザインやゲーム理論、投票理論を通して、意見集約と合意形成の様々な工夫について解説。理論を用いることの重要性だけではなく、人のココロにひびく施策を行うための具体例や実践例を幅広く紹介する。
Posted by ブクログ 2024年04月10日
ピアソンのr(ピアソン相関係数)=0から−1の間の値をとる。
0から1は正の相関。−1から0は負の相関。
統計学的に本当に相関しているかはp値が役に立つ。
p値が有意水準(一般的には5%)を下回るか否かで統計学的な優位性の判断をする。
5%を下回れば「ほぼ偶然にはありえない」と言われている。それは有...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月15日
エビデンスに基づく意思決定
コロナ禍で多くのデマ、専門家の私見が飛び交ったことへの反省から、データに基づく客観的判断の重要性に多くの人が気づきはじめた。
本書は、医学と経済学の両方の専門家による、万人に向けたデータによる意思決定のリテラシー向上のための本である。特徴は、EBM(エビデンスに基づく...続きを読む
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