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私たちは日本が行った戦争と植民地支配をどのように認識してきたのか,そしてそこにはどのような視点や発想が欠落してきたのか――長引くウクライナ戦争,東アジアの緊張の高まりなどをうけ,「戦争の危機」が喧伝されるなか,戦後日本がつくりあげてきた平和主義を再生・発展させるために,私たちの歴史認識を問い直す.
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Posted by ブクログ
朝日新聞の書評であった本である。明治以前は戦争とは無縁とか、第一次大戦や日清戦争は良い戦争、などといわれるようになってきたことの心配が記載されている。 最後に知らなければ判断できないという大石氏の言葉を引用している。ブックレットシリーズで読みやすいのでもっと、何度も出版されるべきものである。
戦争が身近になりつつある今、改めて日本の歴史認識、戦後責任を問い直した本。 日本国民として正しい認識を持つことが、戦後責任の第一歩であると感じた。
世界地図を見なさい。本を読みなさい。どんなふうに人が生きてきて、物事がどんなふうに起きたのか、意味を問いなさい。知らなければ判断できないでしょう。 岩波ブックレットNo.1075です 刊行は2023年2月7日 ロシアによるウクライナへの侵略戦争が始まってからちょうど一年がたった頃ですね この侵...続きを読む略戦争についてわーわー言う前にちょっと自分たちがやった侵略戦争について考えてみようよってことなのよ その主旨にはおおいに賛同したいけども…歴史ってやっぱムズいよね わりと最近の出来ごとなのに何がほんとかわからんちんなことが多すぎやしないか そもそも太平洋戦争を「侵略戦争」と認めない人もかなり存在していて、そういう人たちは「大東亜戦争」って言ったりするんだけど、それはさすがに無理あるでしょとは思うんだが、このブックレットの著者である宇田川さんの歴史認識もかなり偏ってるな〜とも感じてしまう 被害者が許してくれるまで謝り続けるんだよ!みたいな論調はちょっと首をかしげてしまいたくもなるんだけど、どんな理由にせよ家族や友だちを日本軍に殺された人たちはいつまでたっても許せないだろうなというのも当然な気がして、やっぱりぐるぐる回っちゃうのよ だからねロシアのみなさんいやロシアの指導者のみなさん 自分の子孫たちに「ぐるぐる」を残しちゃうようなことはやめようよ!と思うわいなのだ
わずか60ページほどではあるが、現代の私たち日本人が忘れている「戦後責任」についての気づきを与えてくれる。若い世代へ向けて、これからも調べ、知り、考えることを促す。歴史総合を学ぶ高校生への読書課題としても有用であると感じる。
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