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「人は誰でも間違える」を大前提に、ミスが出たときの受け止め方、対処の仕方といった仕事への取り組み姿勢をはじめ、極力ミスをなくし、言葉のセンスを磨くためのコツを具体的に紹介。さらに、誤字・脱字など間違い事例としてゲラ写真を100点以上掲載。毎日新聞校閲グループの「間違いを見逃さないノウハウ」を、他の業種、業界で働く人たちにも活用してもらえるよう、余すところなく伝える。
第1章では、間違いを盛り込んだダミー記事を用いて「間違い探しテスト」を掲載。丁寧に解説しながら、校閲記者の仕事内容を紹介する。第2章~第7章は、具体的な誤用例や誤植例を示しながら、日本語表現のあれこれをひもとく。さらに、言葉と格闘する毎日新聞校閲グループならではの視点や、事例に関するエピソードなども盛り込む。単なる誤植集にとどまらず、新聞制作を支える「言葉の番人」ともいうべき校閲の仕事の醍醐味が堪能できる一冊。
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
Posted by ブクログ 2017年10月05日
この本は校閲に関心ある人が読みものとして一気に読む、または校閲、校正をする人が作業する前に、注意点をおさらいする意味で読む、どちらの使い方もできると思う。
校閲だけでなく、現代の日本語の有り体がわかる、読んでいてためになる本。日本語学習者にも参考になるのでは。
毎日新聞校閲グループのブログもそうなの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月16日
毎日新聞での校閲ルール、という前提で新聞記事の校閲に関する実例や苦労が語られている。
「間違いがいくつあるかわからない間違い探し」というフレーズが印象的。限られた時間の中で膨大な記事の中から、「ないかもしれない」誤りを見つけて修正する大変な作業。固有名詞や数字などはその知識がないと誤りかどうかも判...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月24日
一ヶ所見落としても0点。この仕事がいかに厳しいかが分かった。
素人がすぐに分かることなど当たり前で、それ以上の能力が必要。
私は重要な文書をチェックする時、頭がオーバーヒートして、おでこや耳などが痛くなる。重要であればあるほどその傾向が強い。私に強迫性障害的な所があることを考えると、この仕事は向...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月09日
なんと日本語は豊かなことばなのかと気付かされ、同時に難しいということも再認識。
舟を編むでもそうだったが、ここまで日本語の一つ一つにこだわって、いる人たちがこんなところにいたのか、と。
最近のネットニュースはよく誤字と思われる箇所を見つける。校閲がないがしろにされているのだろうか。
尚更新聞の凄さが...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月03日
朝日新聞や講談社のに比べると、校閲記者の目線がより前面に出ているのが特徴。
前のふたつは日本語そのもののに関する話題が多かったのに対して、校閲や校正という現場の業務に関する話題が多い。
時代によってどういう間違いが生じやすいかとか、校閲する側は何に気をつけているかとか、校閲記者目線の話はなかなか興味...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月07日
特に執筆の勉強をしないまま、コラムや書籍の文章を書く業務も手掛けているため、参考のために読んでみました。
漢字を使うか、ひらがなを使うか。
漢数字と算用数字の使い方の違い。
文章を書きながら迷う点が多々あります。判断基準がよく分かり勉強になりました。
文字1字でも、大切にしたいと改めて感じます...続きを読む
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