「心の闇」と動機の語彙 犯罪報道の一九九〇年代

「心の闇」と動機の語彙 犯罪報道の一九九〇年代

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神戸連続児童殺傷事件など、1990年代の犯罪事件の新聞報道を追い、「心の闇」という言葉が犯罪や「犯人」と結び付くことで、私たちの社会に他者を排除するモードをもたらしたことを明らかにする。そのうえで、他者を理解し関係を再構築していく方途を示す。

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「心の闇」と動機の語彙 犯罪報道の一九九〇年代 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年12月12日

    1990年代以降の少年犯罪報道に焦点を当て、そこにおける「心の闇」なる言葉の使い方から犯罪報道の社会的役割について述べられた論考。少年犯罪言説で頻繁に使われるようになった「心の闇」なる言葉が、現代の若年層そのものをある種の「病理」として描き出し、そこから社会を「理解」してしまうスタイルが如何にして広...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月02日

    「心の闇」という表現そのものに焦点を当てた一冊。

    第一章ではライト・ミルズの動機の語彙論を引き、「動機が判る」という事は一体どういう事なのかを論じる。
    二章では新聞記事を通じて「心の闇」と言う表現が使われ出し・一種の形容表現と化し・そして情報の受取り手に対しても広がって行った課程を酒鬼薔薇事件の記...続きを読む

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