不機嫌なエゴイスト

高岡ミズミ / 蓮川愛

友成洸は１９歳。小学生の頃からカフェ「エスターテ」の常連で芦屋三兄弟とも仲がよい。特にサーフィンを教えてくれた次男の芦屋冬海に懐いていた。しかし８年前、冬海の親友だった洸の兄・輝が海で事故死したことから、冬海はサーフィンをやめてしまう。兄の死を悔いているからか、洸とも目を合わせてくれない冬海に、子どもの頃から想いを寄せる洸だったが……。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 幻冬舎コミックス
• 掲載誌・レーベル: 幻冬舎ルチル文庫
• シリーズ: 芦屋三兄弟シリーズ
• 電子版発売日: 2011年09月09日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

泣いちゃった・・・。

片思いモノ。
やさしいけど、決して本気にならない男を想い続ける受が、可哀そうで可哀そうで・・・！！
このシリーズ2巻目で、3兄弟の次男が主人公の相手役。
美貌のカフェマスター×その幼馴染の弟。

身代わり愛に近いですが、事情がもうちょい複雑。

誰にでも優しく来るもの拒まずの無節操な男が、罪悪感で受の告白を受け入れるお話し。
ひどいな～と思いつつ、でも報われてほしくて読む手が止まりませんでした。
シリーズ4冊目「エゴイストの初恋」に続きがありますが、甘さはそちらにお任せしまして、こちらは切なさに胸が痛みました。
もちろん一巻完結のハッピーエンドなので、安心してお読みください。
ほんと、高岡さんの片思いモノには泣かされます。
大好きな作品です。

全4巻

1.「野蛮なロマンチスト」・・・長男
2.「不機嫌なエゴイスト」・・・次男
3.「我儘なリアリスト」・・・三男
4.「エゴイストの初恋」・・・次男

[ブクログ · ★★★★☆]

洸が健気すぎて切ないねぇ。 それに比べて冬海はなんとも酷いというか、親友の輝が亡くなってしまった時にきっと心が壊れてそのまま時間が止まっちゃったのかも知れないですね。 そんな冬海の事がず～っと好きだった洸。 目も合わせてもらえないっていうのもすごく切ないよね。 それでも頑張る！っていう前向きな受けではなくって、只ただ好きなんですよね。

[ブクログ · ★★★★☆]

健気な少年なのに、後半えらく変化してる（ムリしてる？）感じでちょっと痛い…。てか、冬兄って哀しいけどヒドイ男だ。。。

[ブクログ · ★★★☆☆]

芦屋家次男の話。

攻め：芦屋冬海
受け：洸

洸は幼なじみで喫茶店の店主をしている冬海に恋している。
しかし冬海は仲の良かった洸の兄・輝が海で亡くなったのが自分のせいだと思っていてそれ以来サーフィンも止めて、恋愛すらしない８年を送っていて…。


長男カプの話より受け・洸の気持ちが切なかったかな。こんな節操なしが心入れ替えて洸に恋すると言われても、洸は信じられないよね…。