ステイト・オブ・テラー

ステイト・オブ・テラー

「この小説は、フィクションを超えている」。

当選したばかりの大統領は、予備選でライバル候補を支援してきた最大の政敵を国務長官に選んだ。
新たな国務長官エレン・アダムズは、過去四年間、前政権が犯罪的な無能ぶりを発揮して合衆国を死に体にしていくのを目の当たりにしてきた。
新大統領が議会で一般教書演説を始めた頃、国務省南・中央アジア局の女性職員のデスクに数字と記号だけが並んだ奇妙なメールが届く。
そしてその日の深夜、ロンドンで大規模な爆破事件が起きる。
翌朝、米国+英連邦4か国の諜報部門からなる“ファイブ・アイズ”の緊急会合が始まるが、そのさなか出席者の携帯電話が一斉に鳴った。
次なる爆発は、パリで起こった。
「あなたがたは怪物を解き放った。あなたがたには責任がある」

元アメリカ合衆国国務長官+英国推理作家協会新人賞(CWAニュー・ブラッド・ダガー)・アガサ賞受賞作家による、超一級の国際政治スリラー!!
「この小説がフィクションであり続けるかどうかは、私たちにかかっている」

国務長官経験者にしか描けない、米国安全保障戦略の複雑な内幕。
迫真のスリラーにして一気読み必至のページターナー。乞うご一読!

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ステイト・オブ・テラー のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月20日

    本書の著者は2人いるが、その1人は元アメリカ国務長官のヒラリー・クリントンさん。本書は国際政治スリラーという枠組みなのだそうだが、話にリアリティを付与するのに適任な人物の1人だろう。

    ロンドン、パリ、フランクフルトで爆破テロが発生する。それぞれの事件の被害者には、核物理学者が含まれていた。背後には...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    長いわヒラリー!!(ビターン!)

    注:ビターンは激しい怒りを表現する演出のための効果音であり、実際に本を叩き付けているわけではありません

    単行本で600ページですよ

    分厚っ!ってまず思いました
    そして、ヒラリー・クリントンが構想に加わっているんですよね
    カナダのミステリー作家ルイーズ・ペニーと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月14日

    ヒラリー・クリントンがストーリーに大きく関わったテロとの戦いを描いた、緊迫のミステリー。新たな大統領と国務長官、その国務長官が主人公として、世界中に巣くうテロ組織と相対し、限界ギリギリの攻防・だまし合いを繰り広げる、まさにアクション&スパイ映画の世界。エンターテインメント性抜群の物語で楽しめますが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    登場人物と場面切替が多いので、初めは戸惑ったが、政治スリラーとして十分に楽しめた。

    地政学の現実を下敷きにしているのでフィクションとは言え、リアルに感じられる。本書の共著者であるヒラリー・クリントンがあとがきにこう書いている:そのプロットがフィクションであり続けるかはどうかはわたしたちにかかってい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    基本的にフィクションだが、現代の国際情勢やアメリカ政治をうまくトレースしていて、ノンフィクション的感覚で楽しめた。
    ストーリーのプロットも王道で読んでいて飽きなかった。

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    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    当選したばかりの大統領は、予備選でライバル候補を支援してきた最大の政敵を国務長官に選んだ。
    新たな国務長官エレン・アダムスは、過去四年間、前政権が犯罪的な無能ぶりを発揮して合衆国を死に体にしていくのを目の当たりにしてきた。
    新大統領が議会で一般教書演説を始めた頃、国務省南・中央アジア局の女性職員のデ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月26日

    アメリカの映画やドラマ、小説はスケールがデカイ!
    世界に散らばる敵、世界から持ち込まれる危機、各国へ乗り込んでひと癖もふた癖もある者相手に腹の探り合い、必ず絡んでくる宗教。スイッチ1つで起動できる核爆弾。おっと国内にも裏切者が!

    フィクションとしてはハラハラ楽しめるが、アメリカ大統領や国務長官の抱...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    ☆3.5かな。

    ヒラリー・クリントンがアイディア出しとの触れ込みだったので、もっとワシントンのどろどろ政治闘争かと思ったら、めちゃくちゃハリウッドぽかった。
    最後、爆弾処理して残りタイムが2秒とかベタすぎる(笑)誰が悪者?的謎解きもかなり分かりやすい。廻りの人達がばったばった死ぬのに、いちばん危険...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月05日

    四六判の590頁。読み切れるか不安を感じつつだったが一気に読めた。
    丁度中間選挙の後だったこともあり、後書きににもあるようにフィクションでよかった。

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