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人づきあいが苦手で口下手なリオは、町の人々から「変わり者の根暗魔術師」と囁かれている。けれど幼馴染みであるパン屋の娘・セシリアだけはリオに対しても優しくて、リオはそんなセシリアにひそかな恋心を寄せていた。しかし、セシリアには想い人がいた。美貌の騎士団長・グレンだ。リオはグレンのことが嫌いだった。なんでもそつなくこなすグレンの無表情な顔を見るたび、魔術の勉強以外なにもできない自分をみじめに感じるのだ。セシリアをグレンに渡したくないリオはついに、惚れ薬の研究を始める。研究の末、ようやく惚れ薬が完成するが、アクシデントによりそれを口にしたのはなんと、グレンだった! リオの魔術は完璧だ。その日からグレンはリオにべったり。毎日のように家に来ては掃除洗濯料理と甲斐甲斐しくリオの世話を焼くようになる。はじめのうちこそ、それを煙たく思っていたリオだったが、グレンと共に過ごすうち……。
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似た二人
あんなにスパダリ要素の塊が執着騎士様とは。根暗で人見知りでコミュ障な魔術師。同窓生とは言え接点なくても好きになることがあるのですね。類は友を呼ぶというか、似た要素を持つ人には近親感を覚えますよね。それがはじまりなんですね。魔術師は元々繊細さんだったんですね。それを努力でカバーして頑張る子でした。
女の子の噂話にはびっくりでしたが、普通にありそうな感じだし、嫌悪感はないけれど、この女の子は果たして幸せになれるのだろうかと個人的に心配してしまいました。
たぶん『惚れ薬』がなくても
『惚れ薬』というものは古今東西恋愛小説のテーマのひとつ。効果のほどは作品によるようですが、この作品では効果バッチリだったようです。
物語の展開は予想通りではありますが、『惚れ薬』の効果が切れたグレンの台詞に感動しました。なんて細やかな心理描写!
英雄と呼ばれるほどの強くて優秀なイケメンが、恋する相手リオに想いを伝えるのに緊張して震えちゃうんですよ。『乙女か!』と突っ込みたくなりますが、これぞギャップ萌えというものでは...?
『惚れ薬』がなくてもハピエンになったであろうグレンとリオ。思い出の家で、どうぞお幸せに。
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