恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート

当麻月菜

第10回ネット小説大賞受賞作。竜の魔法をもって、愛する不遇令嬢を全力で溺愛するラブファンタジー！ 令嬢ティーナは、父親と似ていないことを理由に不遇な扱いを受けていたが、さらに父親ジニアスと同じ髪や瞳の色を持つティーナという同名の少女が一族に加わることになると、その待遇は苛烈さを増していき……。結局、失意のなか18歳で死を迎えてしまう。しかし、何かに呼び起こされて目を覚ませば、そこはシャシェが初めて現れた夜会で！？ この事態には、婚約者である第3王子のカルオットの、王家の血を引く者には“生涯で一度だけ使える”という「竜の加護を受けた魔法」が関わっているそうで……！

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル
• 出版社: 宝島社
• ページ数: 292ページ
• 電子版発売日: 2022年10月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ワンワン · ★★★★★]

3つの短編と2つの間話で構成された物語です。どの話もきれいで楽しかったですが、中でも最後の話は切なくて、短編なのにとても引き込まれました。

[サマ · ★★★★☆]

ラストが良かった！

不遇令嬢ものかと思いきや、中に３編集録されています。
１話目は確かに不遇令嬢モノでした。実父に外見が似ていないことから母の不貞を疑われ、母は早々に他界します。そこからは冷遇の日々でした。頼みの婚約者は自分のことを嫌っている様子。父の実娘が現れ、婚約も破棄され病気を治療されることもなく寂しく１８歳で他界したヒロイン。しかし目を冷ますと巻き戻っていました。そこからはスピード感満載の逆転ストーリーでした。
２話目は１話目のヒロインとヒーローの子供のお話でした。姫と大事にされているヒロイン。不遇とは関係ないです。
３話目は王族だけが使える奇跡を起こす魔法の期限となる、健国王とその妻のお話でした。こちらが一番好きでした。このお話がなければ★2でも良かったかな？という感じでした。きちんと今までの奇跡のルーツが語られ少し切なくて良かったです。
ただ再読するか？と問われるとしないと思います。