人生の重荷を軽くする40のヒント

加藤諦三

誰でも、生きている以上、何がしかの「人生の重荷」を背負っている。それぞれが、百者百様の悩みの中で生きている。この、「人生の重荷」に対する、心の持ち方一つで、その人の人生は全く変わる。重荷をマイナスに考える人は、さらに重い重荷となるだろう。プラスに考えられる人は、本当は重大な重荷でも、軽く背負って生きていけるだろう。本書では、この、「人生の重荷」に対する心の持ち方を、人気の心理学者がわかりやすくアドバイスする。つらいときに座右において、何気なく読むと、心が軽くなる一冊である。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 哲学・宗教・心理
• 出版社: PHP研究所
• シリーズ: 40のヒントシリーズ
• ページ数: 144ページ
• 電子版発売日: 2011年05月13日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

相手につけいれられる原因は虚栄心やよく思われたいなどの被害を受けた側にも素因となるものがあり、それを改善しないかぎり同じ出来事が繰り返されるというのは指摘通りだと思った。
トラブルが起きたことは辛いことであるが、そのトラブルは原因があるので改善しなさいよ、または、トラブルをしかけてくる人間の本性、トラブルが起こったときの周囲の対応で本当に味方になってくれる人を教えてくれる。
トラブルが起こったときには原点を反省すること。そうすれば絶対に幸せになれる。「あの人だけは絶対に許せない、しかしあのトラブルで貴重なことを学んだ」と前向きな態度になれる、という著者の言葉は自分自身がその経験を通ってきたからであろう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

まず、精神的に参っている時に読むのはやめたほうがいいと思う。うつ病について、悪い印象を持たせる表現が多く、めげる。
重荷を背負った時に、どう考えて乗り切るか、そのヒントが書いてある。逃げないことで得られるものは価値があるということ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

自分の背負うべき重荷はきちんと背負う、そこから逃げても後で大きくなったツケが必ず回ってくる。逃げずに向き合い乗り越えていくことで人間としての深みも増すし、幸せを手にすることが出来る。
また、背負う必要のない他人の重荷までホイホイ背負うな。いい奴だと思われたいとか、嫌われたくないとか、そんなことで安易に他人の重荷を引き受けるとロクなことにならない。

みたいな事がイロイロと書かれています。

[ブクログ · ★★★☆☆]

人生の重荷を解消するにはそれに真っ向から立ち向かうことである、という内容。他の加藤氏の本よりも辛口な印象はあるがむしろこれくらいの方がアドバイスとしては役に立ちそうに思った。