鬼滅の刃 ノベライズ ～猗窩座との戦いと伊之助の過去編～

吾峠呼世晴 / はのまきみ

ついに鬼舞辻無惨の根城・「無限城」に突入した鬼殺隊。煉獄杏寿郎の仇である上弦の参・猗窩座と対峙する炭治郎と義勇だが、圧倒的な力に対して苦戦をしいられる。いっぽう、カナヲと伊之助は、対の扇で氷を生み出し放つ上弦の弐・童磨と激突し……!? みらい文庫「鬼滅の刃 ノベライズ」第７弾！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 集英社みらい文庫
• ページ数: 244ページ
• 電子版発売日: 2022年07月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 19MB

[ブクログ · ★★★★★]

一番嫌いだった猗窩座の過去を知る話。
本当に報われない。
切なくて、猗窩座が改心してもどうにもならなかったと思う。とにかく切ない。
煉獄さんがこの話を知ったらどう思うかな？
でも、
「悲しい過去には同情するが、鬼になったこと、俺を殺したことは許されることではない！」
って言いそう。
隣の剣道道場の奴等は全員地獄へ堕ちろ。
あの事件の後、猗窩座が出会ったのは無惨ではなくお館様、鬼殺隊の関係者だったらどうなっていたかな？
煉獄さんと狛治は、もし同じ時代に鬼殺隊として生まれていたら、良いライバルだったのかな？

伊之助の過去。
伊之助は、唯一しのぶちゃんの名前だけちゃんと覚えていた。
伊之助親子は、もし何も気づかずに暮らしていたら、表面だけでも幸せに暮らしていたのかな？
ことはさんは、幸せに暮らせていたのかな？

鬼滅の刃は、生い立ちが変わっていたら…と考えてしまう話ばかり。