何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

1,034円 (税込)

5pt

久米宏氏、推薦!
いま地方発のドキュメンタリー番組が熱い。
中でも、沖縄の基地問題、教科書問題、ネット上でのバッシングなどのテーマに正面から取り組み、維新旋風吹き荒れる大阪の地で孤軍奮闘しているテレビドキュメンタリストの存在が注目を集めている。
本書は、毎日放送の制作番組『なぜペンをとるのか』『沖縄 さまよう木霊』『教育と愛国』『バッシング』などの問題作の取材舞台裏を明かし、ヘイトやデマが飛び交う日本社会に警鐘を鳴らしつつ、深刻な危機に陥っている報道の在り方を問う。
企画編集協力はノンフィクションライターの木村元彦。

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何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月25日

    いったん必要なところを。
    改めて読み直したいテレビ報道論。
    筆者の想いにすごく共感した、バイブルにしたい。

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    Posted by ブクログ 2023年05月03日

    テレビというメディアの劣化は著しく、もはや政権のプロパガンダと化しているのではないかという危惧さえ感じているが、実際にテレビの番組作成という仕事に携わっている人の中にも、著者のようにテレビのジャーナリズムとしての役割を常に問い続けている人がいるということを知ることができた。

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    Posted by ブクログ 2022年11月09日

    これは勉強になった。MBSのドキュメンタリー「映像」シリーズを見てみたいとYouTubeで探したが見つからない。どうやったら見ることができるのだろう。
    斉加さんのお話はポッドキャストで聴いたが、この本を読んで彼女の凄さを強く味わった。
    とりわけ「映像’18」ではよくやってくれたと思った。ジャーナリス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月24日

    斉加尚代さん、かっこよすぎる!斉加さんの言葉を抜粋します。

    「記者は、生き方のひとつ、です。ただ会社員という姿ではなく、「個」として物事に対峙できるかどうか、良心に基づく「個」の視点を持っているかどうか、それは生き方そのものです。(略)真理は現場にこそあります。いま社会全体が、世界中がまさしく民主...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月10日

    毎日放送ドキュメンタリー担当ディレクターの斉加尚代さんの著書。
    ジャーナリストとしての使命感を持ち、記者の背後にいる市民や国民を常に意識し、権力をむき出しにせず抑制的に使うことが政治家に求められる基本的資質だと言う信念で、数々の国民的課題を掘り下げ発信している。

    沖縄基地問題、教科書検定問題など、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月01日

    様々なニュースの妨害、主に国会議員や小説家によるパッシングを描いている。従軍慰安婦の教科書への記載の削除をめぐる経緯なども記載されているので、読んでおくことが必要と思われる。それだけでなく学問をめぐる科研費への攻撃なども大学教員への攻撃の実態を知るにはいい本であろう。

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    Posted by ブクログ 2022年06月27日

    沖縄のこと、教科書のこと、慰安婦像のこと。
    何度も「これはあの時のあの話だ!」と、ニュースや映画『愛国と教育』『主戦場』で見た場面が次々と頭の中でリンクし始める。ここ数年、政権に対して声を上げた人々を“匿名の誰か”が集団で狙い撃ちする場面を散々見たが、見えないところではもっと卑怯な兵糧攻めがなされて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月27日

    普段読むのが遅い私でも一気に読み通してしまうほど、とても大事な事が沢山書かれている本でした。著者斉加さんの仕事に対する誠実な姿勢に、思わず涙。しかし自らが身を置く企業の中で、その姿勢を貫くことが難しいという現実。その苦しみを全身で受け止め、それでもやらなければと最前線で矢面に立って伝える仕事をしてお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月25日

     いつも聞いている大竹まことさんのpodcastの番組に著者の斉加尚代さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。
     斉加さんは、毎日放送入社後、報道記者等を経て、現在は毎日放送ドキュメンタリー担当ディレクター。本書で、現代の社会的問題を扱ったドキュメンタリー作品制作の実態を明らかにしつつ、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月13日

    本来ならば筆者・斉加尚代が携わるドキュメンタリーを見るべきなのだが、彼女が作品を制作する過程や裏側について語る本文にて提示される問題点について私たちも思索する機会となる。時の政権が教育現場に躊躇なく足を踏み入れるおぞましさは子供の将来や尊厳を軽視するに値する。この情勢に無関心でいると、取り返しがつか...続きを読む

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